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中々脚本が書けないアダムは気分転換に元住んでいた場所へ

そこで両親と再会、懐かしい話で盛り上がる

しかし、知り合ったハリーには両親は亡くなったと答えるが

 

 

 

鑑賞日 2024年5月1日

映画館 キネマ館

 

R15+対象

 

 

麻薬使用描写

(一応性行為描写もあり)

 

人は孤独でも何かしら関係を持つもの。

とはいえ、その関係は様々な形があるようで?

 

本作はそんな不思議な関係の話。

原作は山本太一氏の小説で邦画として映画化もされています。

 

・・まあ、これが既にネタバレになってしまっているのですが。

 

ポイント

 

本作のポイントは新たな出会いと両親の再会。

居住者が殆どいないマンションで暮らす脚本家のアダム。

自分の事を書くつもりが中々書けないため、昔住んでいた場所に立ち寄ると、両親と再会する。

家に戻ったアダムは同じマンションに住むハリーと仲良くなるも、彼には両親は幼い時に亡くなったと答えてしまう。

次第に親密になっていくアダムとハリー、だがアダムは次第に精神を壊していく。

 

果たしてアダムが出会った人々は?

 

原作と比べ同性愛(ゲイ)の要素を含んだ内容となっているのですが、それに加え80年代のUKポップがアクセント。

不思議な世界観に妙にマッチしています。

 

見どころ

 

見どころは中盤、意識を失ったアダムが見た光景。

麻薬をキメ過ぎて意識を失ったアダム、そして彼の目の前にはクリスマスの飾りつけをしている両親の姿が。

今までの両親との再会の意味が分かるシーンとなっています。

 

気になった点

 

気になった点はハリーの存在が浮いてしまっている事。

アダムと恋仲?になる存在なのですが、中盤以降はアダムの両親との展開が中心となるため出番が激減します。

そして、オチを考えると・・?

 

実のところ宣伝でやっちまっているのが非常に残念な本作。

そこは大事な要素だろうよ・・

本来は中盤から面白くなる作品なだけに、なんでこんな宣伝してしまった理解に苦しみます。

そこら辺を見なかったことにして楽しむ分はありかもしれません。

 

 

 

アダムとハリーの関係を考えると、近いのが本作かと。