犬に命を救われたダグラス
その後、犬たちの面倒を見るも世の中に不満を募らせる
そしてドッグマンそして犬たちを従え行動を起こすが?
鑑賞日 2024年3月14日
映画館 キネマ館
人類と長い付き合いのある犬。
比較的知能も高く、簡単な命令であれば応えてくれるため、結果人気のペットとなっています。
いいや、最も人気のあるペットの座はネコだね、間違いない。
本作はそんな犬に人生をかけてきた男の話。
そして彼の前では犬たちは限界を超える!
ポイント
本作のポイントは犬に救われた男。
事件の重要参考にとして留置所に入れられた女装の男ダグラス。
調書を聞き出すと、子どもの頃に父親から虐待を受けるも犬たちの助けにより命を救われた過去を持っていた。
しかし、虐待により半身不随となったため恋も実らず世間から距離を置くことに。
そして、保護した犬たちと隠れて暮らしていた所、犬たちと意思疎通ができるようになっていた。
犬たちの力を使い成り上がっていくダグラス、彼の結末は?
展開としては、警察に捕まり留置場に入れられた現在パート(と言っても携帯電話の大きさから2000年代初頭)からダグラスのこともの頃から徐々に現在に近づいていくという内容。
そしてなんといっても犬たちの忠犬っぷりが可愛いのなんの。
確かに人間よりよほど愛情を注ぎたくなります。
見どころ
本作の見どころは後半、ドラァグクイーンとしてのデビュー。
生活のため仕事を探していた所、ゲイバーにたどり着いたダグラス。
そこで一夜限りで舞台に立つことになるけど?
命がけでステージに立つ様は鬼気迫っています。
気になった点
気になった点は父親の落とし前が弱い事。
かなりのクズ野郎なのですが、もっと無惨な最後でも良かった所です。
実のところかなりカトリックを意識した展開となっている本作。
そのため宗教色が強い点は気になる部分ではあります。
犬たちの律義さに感動したいならいい作品です。
犬たちの名演ということでチョイス。
沢山の野良犬たちが一堂に会する様子は圧巻です。