どん底を乗り越えて トゥ・レスリー | Mの国より愛を込めて

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宝くじのお金を酒に使ってしまったレスリー

背に腹を帰れなくなった彼女は故郷に帰る事に

だた、昔の仲間たちそして息子からも白い目で見られてしまう

 

 

 

 

 

 

鑑賞日 2023年8月14日

映画館 キネマ館

 

酒、それは少量ならストレス解消にもなりますが、飲みすぎると依存症を始め体そのものも壊していくもの。

本作はそんな酒で人生を棒に振ってきた女性の話。

正直、あまりのダメっぷりに気が滅入るのですが?

 

本作のポイントは逃げてきた人生。

若いころから悪友たちとバカ騒ぎを繰り返していたレスリー。

そして、宝くじで一攫千金を当てるもそれらは酒に消えてしまう。

そして家賃滞納で家を追い出されたレスリーは息子のジェームズの元に身を寄せるもルームメイトのお金を盗んだことが分かり追い出されてしまう。

そこで元の悪友の家に転がり込むも、以前喧嘩別れしたこともありばつが悪く結局酒に逃げてしまう。

そんな折、レスリーの過去を知らないモーテルの店員スィーニーと出会い、彼が働くモーテルで住込みで働くことに。

給与を前借して酒を煽るなど相変わらず散々な生活を送るレスリーだったが、スィーニーとの出会いが少しづつ彼女を変えていく。

 

果たしてレスリーは酒から立ち直ることが出来るのか?

 

とにかく中盤までレスリーは酒にだらしがなく、酒のためなら盗みや色仕掛けなどあらゆることをやってしまう性分。

もちろん、終始酔っぱらっているため理性が効かず、暴言は言い放題とまさにダメ人間を絵にかいたような人物となっています。

もっとも、彼女の悪友たちの辛辣さが酒飲みに拍車をかけてしまっている部分があるようで。

 

見どころは後半、思い出した夢。

何とか立ち直ろと踏ん張りはじめたレスリー。

もちろん一筋縄ではいかないけど、つぶれた店で何かを思い出したようで?

少しづつ立ち直っていたレスリーを象徴するシーンとなっています。

 

気になった点は悪友たちとのわだかまりがイマイチはっきりしない事。

非常にボロクソ言われているのですが、結局理由は不明なままです。

まあ、ろくでもない事をしでかしたのだろうけど。

 

中盤までは全く同情できないほどのク〇なレスリーですが、少しづつ立ち直っていく様子は再生の物語としてまずまず。

そのため後半からは感動的な展開となっていきます。

中盤までのどうしようもなさが耐えられるのであれば、楽しめる作品だと思います。