牛久にある東日本入国管理センター
そこには国を追われた人たちが長期収容されていた
面会と称して秘密裏に彼らを映すが?
鑑賞日 2022年5月15日
映画館 キネマ館
グローバル社会となって久しい昨今、旅行だけでなく仕事で日本を訪れる外国の方も当然のようにいる世の中。
コロナ過でかなり制限されていましたが、最近は海外旅行者数も回復基調だとか。
地方だとまだ全然旅行客はいないからその実感はないぞ。
とはいえ、入国する際は様々な制限があり、原則長期滞在が出来なくなっています。
滞在期間を過ぎても帰国しなかったり、仕事をすると強制送還となるのですが、中には内戦やマイノリティの都合で帰るに帰れない人も。
そんな人々に絶望を与える場所にカメラを向けたのが本作。
民主主義国あるまじき人権無視の状況に知らなかったとは言えなくなります。
本作は難民申請をしながらも東日本入国管理センターに長期間収容を強いられている人々にカメラを向けた作品。
もちろん本来は撮影不可なので盗撮になるのですが、だからこそそのヤバさが生々しく写されています。
この国に欠けているものをまざまざと見せつけられる本作。
しかも、改善するどころか改悪させるというありさま。
加えてほかの国と比べ格段に低い難民認定率の低さも相まって、外国の方を人間として見ていない節もあります。
断言しますが、少子化が進みすぎたこともあり、経済を動かすため数年中に移民の受け入れを解禁すると思われます。
しかし、外国人の人権をないがしろにする国に来てくれる人は少ないかと。
別に武力で攻撃されずとも、国は滅びるみたいです。