仁義なき釜山 野獣の血 | Mの国より愛を込めて

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組や地域の人からも慕われていたヒス

しかし、しのぎの奪い合いから事が大きくなっていく

そして、港の利権にかかわる陰謀に巻き込まれていくが?

 

 

 

鑑賞日 2023年2月26日

映画館 キネマ館

 

PG12対象

 

軽めのゴア表現

 

本国のみならず日本や世界各国にも存在感を増している韓国映画。

アカデミー賞にも輝いたパラサイトを始め、新感染などエンタメ性も十分兼ね揃えた作品もあるなど楽しめる作品が多くなっています。

 

しかしながら、少し前まではヤクザを題材にした作品ばかりだったりします。

 

本作はそんなヤクザを題材した作品。

原作も本国では有名な作品らしいのですが~

 

本作のポイントは極道に堕ちる。

養護施設生まれながらヤクザの恩人に救われたことで自らもヤクザとなったヒス。

面倒見がよかったこともあり組だけでななく地元の人からも慕われていたものの、ホテルやカジノ、パチンコなどのしのぎの奪い合いによる小競り合いが発生、そしてどんどんエスカレートしていく。

そして港の利権をめぐる抗争に発展、死者も出始めてしまう。

その最中ヒスの大切なものが次々奪われていき、彼自身も抗争に身を通していくことに。

 

果たしてヒスはこの抗争で生き残ることができるのか?

 

早い話仁義なき戦いの韓国版といった作品。

前半は演歌が流れたり比較的緩い展開なのですが、抗争が大きくなっていくとまさに極道の所業。

久しぶりに韓国ヤクザ映画が帰ってきた!と言えるかも。

 

見どころは後半、アミとの別れ。

ヒスの彼女?の弟として不良をまとめていたアミ。

しかし、彼女が暴行され激怒、犯人を捜すけどヒスを罠にはめる策であり・・

ヒスを追い込むシーンとなっています。

 

気になった点は人物関係が分かりづらい事。

実のところ少し眠りかぶっていたこともあり、中盤あたりは記憶が飛んでいるのですが、それを踏まえても分かりづらいかと。

 

良くも悪くもヤクザ映画なので、そこまで内容にも深さがあるとは言えない本作。

ともあれ、「昔の韓国映画はヤクザばかりだったな」と懐かしむのも良いかも。

もちろんヤクザ映画そのものが好きな人はどうぞ。

 

 

 

近年の韓国ヤクザ映画。

マ・ドンソクの兄貴による素晴らしい強面っぷりが拝める作品となっています。