事故により記憶を失ったスジン
戸惑いつつも、夫と名乗るジフンと共に暮らすことに
そんなスジンは時折、人の不幸が見えるようになっていた
鑑賞日 2023年1月8日
映画館 キネマ館
あまりお目にかかりたくない状況、記憶喪失。
フィクションの定番であり、ゲームではよくあるシチュエーションですが、本来なら非常に困惑するはず。
酒の飲みすぎで記憶を無くすのも困惑します、特に周りが。
本作はそんな記憶喪失となってしまった人物の話。
しかし、どうやらその記憶喪失は訳ありのようで?
本作のポイントは失った記憶、見える未来。
ケガにより病院で意識を取り戻すも記憶を失っていたスジン。
彼女の夫と名乗るジフンが現れ、退院後は二人で住んでいたマンションで暮らすことに。
ジフンからあまり家から出ないよう念を押されるも気分転換に外出したスジン、すると見覚えのある少女が事故にあう現場を目撃、警察やジフンに訴えるも信じてもらえなかった。
そして、スジンは自分を知る人物らとでった結果、ジフンの存在に疑問を感じ始めていた。
果たしてスジンは自分の記憶を取り戻すことができるのか?
記憶を無くした女性が自分の記憶を取り戻す展開となるのですが、とりわけ怪しいのが夫と名乗るジフンの存在。
明らかに怪しい態度をしており、警察も彼をマークするけど・・
見どころは後半、記憶とリンクする現場。
回想と現在がリンクするシーンとなっており、スジンの困惑がピークを迎える場面。
見せ場となっていますが、まだ続くんじゃ?
気になった点は後半までにオチがわかってしまうこと。
慎重に見ているとスジンが見えていた事故の意味はジフンとの関係も分かってしまうのが・・もっとも、それは想定済みだったのか次の展開もあったりします。
サスペンスとしてはちょっと雑な展開ですが、深く考えなければ楽しめると思う本作。
あっさりしたサスペンスが楽しみたいというのであれば十分期待に応えてくれる作品ではあります。


