滅びし先祖の恨み忘れたわけではあるまいな ノースマン 導かれし復讐者 | Mの国より愛を込めて

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叔父に国王である父を殺され国を追われたアムレート

その後バイキングとなっていた時に叔父の動向を知る

そして叔父に復讐するために奴隷として潜り込むが?

 

 

 

 

 

 

鑑賞日 2023年1月22日

映画館 キネマ館

 

PG12対象

 

 

ゴア表現

 

 

全裸描写

 

仇討ち、それは中世までのロマン。

憎きあん畜生を地獄に叩き落す、復讐劇は物語としては定番の娯楽。

まあ、だからこそ変化球が求められるものであります。

 

本作もそんな復讐劇の作品。

北欧を舞台にした復讐劇の幕が上がる!?

 

本作のポイントは因縁となった仇討ち。

北欧で一国の王子だったアムレート。

そんな折、遠征から帰ってきた父から一族の歴史を継承するも、その直後に叔父であるフィヨンニルが反逆、国王だった父が殺され、アムレートは命からがら国から脱出する。

それから時が経ち、バイキング(というか傭兵)として渡り歩いていたアムレートはある日国同士の争いに敗れ僻地に逃れたフィヨンニルが労働力として奴隷を求めていることを知る。

父を殺され母を奪われた憎しみを思い出したアムレートは奴隷と偽りフィヨンニルの元に向かう。

その道中同じく奴隷として連れてこられたオルガと知り合い、利害が一致した二人は仇討ちと脱出を目指すことに。

 

果たしてアムレートは父の無念を晴らすことができるのか?

 

父を殺され母を奪われた事に対し叔父のフィヨンニルへの復讐を糧に生きてきた・・と思いきや血で血を洗う傭兵稼業で必死だったのか、そのことをすっかり忘れてしまっていたりします。

奇妙な魔術師から復讐を思い出せ~と言われ思い出すのですが

 

 

そのやり取りを見て源平討魔伝を思い出した次第です、はい。

とはいえ、実際に復讐する前に色々段取りもあるようで・・本当にそれ必要?と考えたらいけません。

 

見どころは前半、バイキングの戦い。

バイキングとして頭角を現していたアムレート。

ベアウルフ(恐らくベーオルフと関連付けたかったのかと)と名乗り、圧倒的な力を振るう様は狂戦士。

アクションシーンで最も派手な立ち回りが見れるシーンとなっています。

 

気になった点は後半の展開が色々無茶&無理があること。

わざわざ遠回りに復讐を計画するのも面倒ですし、それ以外にも何故ここでその選択をする?と疑問に感じてしまう場面も随所に見られます。

 

以外にも展開がまどろっこしくて間延び感がある本作。

もっと単純な展開でも良かったような気もします。

とにかく復讐劇が見たい!というのであればどうぞ。