クリスマスの祭りに現れたグリーンナイトはゲームを提案
そのゲームの受けたガウェインは街の人々かた称えられる事に
それから一年後、ゲームの約束を守るため旅立つことになるが?
鑑賞日 2022年12月29日
映画館 キネマ館
※年齢制限は無いものの全裸描写や軽めのゴア表現あり。
日本のファンタジー要素に大きな影響を与えているアーサー王伝説。
FFでお馴染みのエクスカリバーやら伝説の王国キャメロットといった要素はアーサー王伝説が元となっています。
本作はそんなアーサー王伝説を基にした作品。
アーサー王の忠臣である円卓の騎士の重要人物であるガウェインを主人公にしているのですが、結構アレンジされている作品でもあります。
本作のポイントは未熟者の冒険。
アーサー王の甥ながら自堕落な生活を贈りいまだに騎士に慣れていなかったガウェイン。
そしてクリスマスの宴の席で突然現れたグリーンナイトからゲームとして一撃を与えたものに自分が持っている力の象徴である斧を譲る代わりに翌年に今度はその者の同じ場所に一撃を与えるという提案が出される。
躊躇する騎士たちを尻目にガウェインが挑戦を受けグリーンナイトの首を切り落とすとグリーンナイトはその首をもって立ち去ってしまう。
それか1年後、約束を守るためグリーンナイトが待つ祠に向かう事に なるガウェイン。
しかし、その道中は彼に試練を与える事に。
果たしてガウェインはグリーンナイトとの約束を守る事が出来るのか?
正直かなりヘッポコな騎士見習いであるガウェインですが、未熟故その度は本当に冒険。
命を懸けてこそ冒険とも言えますが、彼の未熟による危機も多く余計に遠回りになっているのかも。
最もだからこその終盤の展開とも言えます。
見どころは前半、グリーンナイトからの挑戦状。
演出に拘ったシーンが随所にみられる作品ですが、グリーンナイトの登場は特に力が入っています。
異形の騎士だからこそ、インパクトがかなり強めになっています。
気になった点は作品の裏の設定が分かりづらい事。
アーサー王のもとにグリーンナイトが現れるための魔術やら伏線の回収を殆ど行ってくれないので、どいう言った事でこうなったのかが分からず仕舞いの設定が多すぎます。
原作を知っていると分かるみたいですが・・
全体的に展開が遅く、長く感じてしまう本作。
とはいえ近年ではめっきり珍しっくなったファンタジーの作品なので、特にアーサー王伝説が好きなファンタジー大好きっ子は見ておきたい作品とも言えます。
アーサー王伝説を題材にした作品としてチョイス。
どうやら大コケした映画として知られているそうで・・