そうだ(殺し屋連れて)京都に行こう ブレット・トレイン | Mの国より愛を込めて

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殺し屋が持つアタッシュケースを奪う事になったレディバグ

当の殺し屋はマフィアの息子を護送の任務を行っていた

早々にケースを奪うレディバグ、しかし、彼の不運が炸裂する

 

 

 

 

 

 

 

鑑賞日 2022年9月28日

映画館 セントラル

 

R15+対象

 

 

殺人描写

 

新幹線、それは高度経済成長期において日本の移動において画期的な乗り物。

人の輸送に特化した高速鉄道で非常に乗り心地の良く、また高速で移動できる代物となっています。

最も、従来の鉄道と別規格となるため建設コストが高い事、基本人しか運べない(コロナ過で貨物としても使われ始めていますが)事から、地方になると費用対効果が望めない事も。

 

という訳で、Mの国には絶対通りません。

ただでさえ鉄道の需要が低くて、未だにディーゼルエンジンの列車が動いてますし。

 

本作はそんな新幹線を題材にした作品、原作は日本の小説です。

そして舞台が日本!主演がブラピ!という事で話題になった作品ですが

 

当の日本で撮影されたとみられるシーンは駅の階段を降りるシーンくらいしか無かったりします。

そのため、劇中はおかしな日本観が炸裂してます。

流石にチョンマゲや芸者は登場しませんが。

 

本作のポイントは不運が悲劇を呼ぶ。

自分の不運に悩むレディバグ(コードネーム)は依頼をすっぽかした同僚に変わり殺し屋が持っているアタッシュケースを奪う仕事を行う事に。

当の殺し屋であるレモンとミカン(共にコードネーム)は新幹線で裏社会の大物ホワイトデスの息子の護送を請け負っていた。

レモンとミカンのゴタゴタの隙にアタッシュケースを手に入れたレディバグ、後は新幹線を降りるだけのはずが突然現れた殺し屋に下車を妨害されてしまう。

一方、ホワイトデスの息子が何者かに殺されてしまい踏んだり蹴ったりのレモンとミカン、また何者かに復讐を狙うプリンスの計画に巻き込まれたキムラの存在も事態をさらに悪化させていく。

 

果たして、レディバグは無事任務を果たす事が出来るのか?

 

なお、吹き替え版では殺し屋達のコードネームは全て日本語になっており、レディバグはてんとう虫、プリンスは王子(女性ですが)といった形となっています。

何故そうなったのかは分かりませんが~

さて、先に書いた通り本作はおかしな日本観ば炸裂しており、新幹線も超最新型、各座席に液晶モニターが付いているわ、酒が飲めるラウンジがあるわ、運転手が乗り込まない全自動運転だわと未来の新幹線となっています。

 

うん、是非とも乗りたい。

 

さて、内容についてはレディバグの不運っぷりもさることながら、レモンとミカンのドタバタ感もポイント。

凄腕の殺し屋ながら、彼らのやり取りはまさにコント、レディバグより不運かも。

展開は裏社会の大物ホワイトデスが様々な形で関わっており、最終的には彼を中心に話が動くことになります。

 

見どころは前半、殺し屋に襲われるレディバグ。

新幹線から降りようとした時、目の前にウルフという殺し屋が。

まさにとばっちりのような形で襲われるのですが、レディバグの不運が強調されているシーンとなっています。

 

気になった点はプリンスが後半展開に絡んでこない事。

重要なキャラなのですが、クライマックスの見せ場に出番が無かったりします。

そのためむさ苦しい中年男性たちによる殺し合いが展開される結果に。

 

とにかく深い事を考えずにノリで見ると非常に痛快な本作。

おかしな日本語も随所にみられ、またネオン調の色彩も見るモノをトリップさせてくれます。

なんだか良く分からないけれど、なんだかスゲー映画として見ると良いと思います。

 

 

 

奇妙な日本観という点でチョイス。

冒頭に日本のシーンがあるのですが、中々凄まじいロケーションとなっています。

作品自体は非常に面白いんですけどね。