ミュージカルの復活 42ndストリート | Mの国より愛を込めて

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新作ミュージカルのオーディションに参加したペギー

すったもんだで役を勝ち取ったものの舞台は混乱続き

そして脚本家のマーシュは主演のドロシーに頭を悩ませていた

 

 

 

 

 

 

鑑賞日 2021年12月12日

映画館 キネマ館

 

コロナ過で大きなダメージを受けたエンタメ業界。

その中でも演劇といった舞台作品は非常にヤバイレベルでのダメージとなっています。

 

しかも、日本の保証は非常にしょっぱいしなぁ。

 

そんな中、ブロードウェイの舞台をそのまま撮影し映画化している「松竹ブロードウェイシネマ」とうのがあるのですが、それを大プッシュしたUMK(Mの国のテレビ局)がキネマ館と共同でイベントを開催中。

 

 

 

 

その中の一本が本作。

トニー賞を受賞した名作という触れ込みとなっています。

 

本作のポイントは苦しい時代だからこそ。

世界恐慌の時代、数年ぶりに新作ミュージカルを製作した脚本家のマシューは俳優のオーディションを実施。

それに参加するはずだったペギーだったが遅刻してしまい、何もできず帰郷・・するはずが、参加が認められることに。

一方、スポンサーの意向で主演が高齢&躍れないドロシーが勤める事になりマシューは頭を悩ませていた。

畳みかけるように会場が変わり、またドロシーの恋のトラブルで舞台がさらに混乱に拍車をかけていく。

そして、致命的なトラブルが発生、その窮地を救うのは・・ペギー?

 

果たしてペギーはマシューの舞台を救うことができるのか?

 

ミュージカルらしく歌と踊りに溢れた本作。

なお、ドロシーは踊りは全くダメだけど歌唱力は流石。

・・けど、舞台「プリティ・レディ」にしては年を取り過ぎているようで。

 

出資者は無理難題をおっしゃる!

 

見どころは冒頭、タップの試験。

舞台の演出でタップダンスがあるため、タップの試験が行われているシーンから始まる本作。

数十人でタップダンスを踊るシーンとなっており、その様子はまさに圧巻。

それが、終盤に繋がる事となります。

 

気になった点は休憩後からの展開が早すぎること。

ミュージカルは大抵二部構成となっているのですが、本作も途中で休憩が入ります。

本来は俳優たちの休憩もあるため十数分程なのですが、本作は映画ということもあり90秒程度ですが。

ともあれ、休憩後は怒涛の展開?となっており、あれよあれよのシンデレラストーリーという塩梅に。

前半が遅すぎたというのもありますが、もっと「プリティ・レディ」を演じても良かったのかも。

 

やっぱりミュージカルは凄い!と言わせることができる本作。

普通の映画とは違った熱量を感じることができます。

やや高めの値段設定となっていますが、実際のミュージカルと比べると圧倒的に安いので、コロナ過でミュージカルが見れない人は勿論、今までミュージカルを見たことが無い人もどうぞ。

 

 

 

同じくUMKとキネマ館のイベントで公開されている作品。

既存のミュージカルらしさは本作が上ですが、楽曲の素晴らしさはこちらの方が上です。