実録!あの子役は今! ハニーボーイ | Mの国より愛を込めて

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アルコール依存の治療の際PTSDの診断を受けたオーティス

子供の頃の出来事が原因とされ過去を振り返る事に

子役として活躍していたオーティスは父親を思い返していた

 

 

 

 

 

 

鑑賞日 2020年9月24日

映画館 キネマ館

 

PG12対象

 

 

未成年の喫煙

 

 

麻薬使用を思わせる描写

 

テレビドラマや映画で登場する子役たち。

以前の番組では明らかに演技不足な子供たちばかりでしたが、近年は子役たちも求められるものを理解し、子供らしい演技や大人顔負けの演技を見せることもあります。

しかしながら、大人になると求められる役が変わるため、大人になっても活躍する人は珍しいかと。

有名どころだと神木隆之介さんや安達祐実さん、今は俳優業をしていませんが坂上忍さんも元々子役です。

 

本作はそんな子役が大人になって躓いてしまった話。

主演であり脚本を手掛けたシャイア・ラブーフの実体験も元になっているようです。

 

本作のポイントは演じ続けた子供。

体当たり演技で何とか食いつないでいたオーティス、しかし飲酒のトラブルが絶えず更生施設に入所するも、少年期のトラウマを起因としたPTSDと診断されてしまう。

そんな少年期のオーティスは子役として今より活躍していたものの、親が離婚し無職で断酒中の父親ジェームズがマネージャーを務めるも、人付き合いが悪く、周りに噛みついてばかりいた。

父親らしい事をしてもらえず、次第にオーティスの心は歪んでいく。

そして現在、当時の父親を思い返し始めるオーティスだったが?

 

果たしてオーティスは少年期と向き合う事が出来るのか?

 

 

基本オーティスが子供の頃のシーンが中心となるのですが、父親のジェームズのダメ親父っぷりが色々目につく展開となっています。

しかしながら、話が進むにつれ彼なりに父親をやろうとしていたのが分かるのですが、ジェームズ自身家族が崩壊していたため、それらが分からなかったようで。

 

見どころは中盤、溜まった不満。

父親にないがしろにされる子供時代、その子供時代い蓋をしてきた青年時代。

二つの時代でたまったモノを吐きだすのですが?

子供時代はともかく、青年時代のシーンは辛いシーンです。

 

気になった点はジェームズと別れた理由が不明な事。

何かしら説明不足が目につくのですが、あれだけ腐れ縁のような関係だったオーティスとジェームズの関係がどのように終わったのか説明が欲しかったところです。

 

正直、終盤の展開は疑問符がついてしまい、うやむやな感が残ってしまう本作。

ジェームズが育てていたものは「テッド2」の夜の草原に広がるアレを思い出しましたよ、ええ。

前半のワイヤーアクションのシーンの対比は良かったんですけどね。

本作で天才子役っぷりを見せてくれた、ノア・ジョブも大人になってから見返すのかも。

 

 

 

本作の少年期のオーティスを演じたノア・ジョブの代表作。

手術後が痛々しい少年の役を演じているのですが、間違いなく泣かせにくる感動作。

ツ〇ヤが暫く独占レンタルしていたため、配信が遅れた作品ですが傑作なので是非。