プリンセスメーカー(親:詐欺師) コンフィデンスマンJP プリンセス編 | Mの国より愛を込めて

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世界有数の資産家だったレイモンド・フウが死去

遺言により遺産は誰も知らない子供ミシェルが引き継ぐことに

そこでダー子はコックリをミシェルに仕立て上げようとするが?

 

 

 

 

 

公式サイト

 

 

 

鑑賞日 2020年7月24日

映画館 セントラル

 

あの手この手で人からお金を巻き上げる詐欺師を主人公にしたドラマ「コンフィデンスマンJP」。

ドラマ版で人気を博し、映画化されこれも大ヒット。

その人気にあやかって続編として作られたのが本作。

 

前作同様海外を舞台にしており、出演陣も豪華。

かなーり、力を入れて制作されたのは間違いないのですが、度重なる不幸に翻弄された作品となってしまっています。

 

メインキャストが不倫ですっぱ抜かれ。

ウィルスの影響で上映が延び。

公開直前で共演者の自死によりPR活動が中止。

 

 

こりゃ、テリーギリアムのドン・キホーテ張りかもしれません。

 

さて、本作のポイントは相続戦争への殴り込み。

詐欺により金持ちからお金を巻き上げてきたダー子、ボクちゃん、リチャード。

そんな折、世界有数のお金持ちだったレイモンド・フウの遺言により三人の子供ではなく、隠し子である「ミシェル」に相続させるという情報を聞きつける。

そこでダー子は新しい子猫ちゃん、コックリをミシェルに仕立て上げ、相続放棄を条件に手切れ金を奪い取る作戦を行う事に。

何とかフウ一族に潜り込んだダー子とコックリだったがレイモンドの子供たちからの嫌がらせに対し正当な継承を主張、手切れ金で収まる状況ではなってしまう。

そこで、フウ家の家宝である金印にターゲットを切り替えるダー子たち、しかしその前に見慣れた怖い人たちも現れる。

 

果たしてダー子は見事お宝を手に入れる事が出来るのか?

 

毎回色々下準備をするダー子たちですが、今回も本番の数か月前から準備開始。

とりわけ作戦の中心となるコックリはダー子が発見した小猫ちゃんの中でもかなり不遇な生い立ちをしてきたようで。

最初は暗そうな表情&姿勢なのですが、フウ家の教育を受けるにつれ一流のレディに成長!

・・同じ教育を受けたダー子はいつものダー子でしたが。

 

見どころは後半、レイモンドの手紙。

フウ家の子供たちに告げられるレイモンドの手紙。

一方ダー子たちは最大のピンチに陥ってしまう。

双方極端なシーンが入り混じっています。

 

気になった点は冒頭のフウ家に潰されたオモチャ屋の扱いが雑な事。

途中でもちょっかいを出しているためひょっとしたら?と伏線を期待していたのですが、残念。

 

前作と比べるとダー子の仕込みが分かりやすく、展開が読めてしまう本作。

とはいえ、詐欺師と詐欺師の騙し合いから不幸な少女のプリンセスストーリーの展開は物語の変化としては十分。

ルパン三世の「複製人間」と「カリオストロの城」の違いと思えば分かりやすいかと。

シリーズのファンは勿論、豪華?ゲストにニヤニヤするのも良いかと思います。

 

なお、今回もエンドロール後にオマケがありますので、そこにも見逃せません。

 

 

 

前作、ダー子の昔の相棒とターゲットを奪い合うという話。

最後の最後にどんでん返しが待っています。