ストリップで稼いでいた働いていたディスティニーとラモーナ
だがリーマンショックによりディスティニーはお金に困る事に
そんな時、ラモーナが危険な稼ぎをしている事を知る。
鑑賞日 2020年4月1日
映画館 キネマ館
PG12対象
麻薬使用を思わせる描写
(一瞬だがボカシ無しの生殖器描写あり)
今から10年ほど前、絶好調だったアメリカ経済が一瞬で墜落した出来事「リーマンショック」。
元々はサブプライムという低所得者向けの住宅ローンの売買がバブルとなりこれが弾けたのがきっかけですが、世界中が不況となったのは周知の事かと。
本作はそんなリーマンショックでお金を失った風俗嬢達の話。
不況でも持っているヤツは持っている、だったらそいつから奪えばいい!
なお、本作は実話を基にした作品となっています。
本作のポイントは危険な稼ぎ。
ニューヨークのストリップバーで働くことになったディスティニー。
そしてベテランストリッパーのラモーナと意気投合しコンビとなった二人は稼げるだけ稼いでいた。
ところがリーマンショックによりお店は一気に不況に、しかもディスティニーは妊娠と出産によりお店から離れる事となる。
それから数年後、シングルマザーとなったディスティニーはラモーナと再会、その時彼女は酔わせた客をお店に連れていく手段を使っていたが、さらに稼ぐため薬で意識朦朧とさせ、クレジットカードを使わせる方法を思いつく。
かくして、再び羽振りが良くなったディスティニーとラモーナ、しかし、お金に取りつかれたラモーナはより危険な道に入っていってしまう。
果たして彼女たちのお金の行方は?
ディスティニーとラモーナが働いていた店はストリップバーなのですが、お店の方針としてお客さんのおさわり等は禁止の店扱いとなっているので、そっち方面の描写は胸が出る程度なのであしからず。
冒頭は煌びやかな世界がまぶしいのですが、中盤以降は犯罪ギリギリ(とうか犯罪)のやり取りにヒリヒリする展開に変わっていきます。
それでもお金が・・お金が欲しいのよ!
見どころは中盤、作戦を軌道に乗せるまで。
最初試した時は色々失敗していたので、改良を加える事に。
より安全に、安定して相手を潰しクレジットカードを使わせるか。
試行錯誤が楽しい場面となっています。
そして相手を酔わすなら、自分らは酔わない!酒は投げすてるもの!
気になった点は現在パートの描写が断片的になっている事。
本作は事件後のディスティニーのインバビューを行う場面があるのですが、他に対象を広げても良かったのかも。
風俗嬢が主役という点も面白い本作。
まさに女性の復讐という内容ですが、まあ野郎共も色々アレなので。
普段あまりお目にかかれないストリップバーの様子が見れるという点でも面白いかもしれません。
実話を基にした素人の犯罪という点でチョイス。
本作では実際の人物たちが出演しているのが面白い点です。


