ひょんなことから絵本の世界に入ってしまったすみっコたち
そこで、迷子のひよこと出会いその家を探すことになる
絵本の世界を旅しながらひよこの家を探すが?
鑑賞日 2019年11月9日
映画館 キネマ館
世間の爪弾きにあい、隅っこを安住の地として固執する生物?達による話「すみっコぐらし」。
可愛らしいキャラクターにより子供から大人まで大人気となっています。
そんなすみっコぐらしが映画になった!?
まあ、元ネタがあれば4コマ漫画だろうが歌だろうが映画になる昨今、癒し系キャラクターでも映画に出来る!・・はず。
本作のポイントは迷子のコ。
何時もすみっこを譲り合いながら暮らしてきたしろくま、ぺんぎん、とんかつ、ねこ、とかげらすみっコたち。
そんなある日、何時もの喫茶店でご飯を食べに来たところ、地下室で物音が。
そこには一冊の壊れた飛び出す絵本があったが突然絵本が光りだしすみっコたちは吸い込まれてしまう。
絵本の世界に迷い込んでしまったすみっコたちはそこで灰色のひよこと出会う。
自分の居場所が分からず怯えるひよこにすみっコたちは居場所を探すことになる。
絵本の中を旅しながらひよこの居場所を探すすみっコたち、しかしひよこにはある秘密があった。
果たしてすみっコたちはひよこの居場所を見つけ出すことが出来るのか?
本作では誰もが知っている童話が舞台となっており「桃太郎」「マッチ売りの少女」「人魚姫」「赤ずきん」「アラビアンナイト」の世界をすみっコたちが冒険する展開となっています。
とはいえそこは基本ゆるいすみっコたち、冒険も至ってマイペースとなっています。
見どころは中盤、赤ずきんのクライマックス。
とんかつ(とエビフライ)が赤ずきんとなり狼に襲われるという何時もの展開なのですが、そもそもとんかつが食べ残しですみっコになったので?
確かに胃もたれしそうかも。
気になった点は飛び出す絵本のギミックが余り活かされていなかった事。
そもそも飛び出す絵本である必要性も無かったのですが。
中盤までは楽しく優しさに溢れた展開なのですが、後半は結構真面目な展開となります。
そしてお涙頂戴の展開も、お子様だけでなく大人も泣けるものとなっています。
特に、エンドロールの展開は大人でないと分からないかと。
ファミリー映画として申し分のない作品となっています。
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子どもにも大人にも大人気のキャラクターとしてチョイス。
海外作品ながらセル画アニメ調の作品とは中々貴重です。