国変えにより姫路から日田に移る事になった松平家
しかも減石とあって誰もが尻込みしてしまっていた
ということで引きこもりの書庫番だった片桐に白羽の矢が当たる
鑑賞日 2019年10月6日
映画館 セントラル
引っ越し、それは住む場所が変わる一大決心。
進学・就職、転勤から気分転換などといって理由もありますが、時間がかかるため出来れば少ないようが良いような~
しかし、国ごと引っ越しを命じれれる時代があったそうで。
本作は江戸時代の藩の引っ越しを題材にした作品。
主演が歌手でも活躍している星野源さんとなっています。
本作のポイントは引っ越しの責任。
徳川御三家ながら、数年おきに国替え(藩の引っ越し)を余儀なくされていた松平家。
そして綱吉の統治時に姫路から日田への国替えを命じられてしまう。
しかも石高が下がる減石ということもあり家臣たちは担当に躊躇していた。
そんな折、この方お役目を受けた事が無かった書庫番をしていた片桐に白羽の矢が当たり引っ越し担当として任命されてしまう。
片桐は前回の国替えの担当の娘である於蘭に助力を仰ぎながら、数々の難題を乗り越えていく。
一方、今回の国替えで松平家を滅ぼそうとする一派の暗躍がうごめいていた。
果たして片桐は無事国替えを成功させることが出来るのか?
確かに引っ越して給料半分ね、というあまりにもご無体な国替えのため、色々頭を悩ませることに。
勿論失敗イコール切腹というハラキリパワハラ文化のため片桐も必死。
とりわけ資金不足が深刻なため、あの手この手でケチるけど・・苦労は絶えない。
見どころは中盤、輸送費の節約。
可能な限り持っていくものを減らすため、持っていくのは必要最低限のものに限定することに。
しかし、収集癖のあるモノが立ちはだかるけど?
まさに機転の一手となっています。
気になった点は松平家の転覆をはかる一派の行動理由が乏しい事。
なんだったら国替え自体もそいつらの策略というくらいしても良かったのかと。
後半にアクションシーンがあるなど、時代劇としては必要なモノをそろえている本作。
またコメディ要素も多く、またラブストーリーもあるなど色々贅沢な作品となっています。
軽めの時代劇が好みなら大いに楽しめます。
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監督が同じという共通点でチョイス。
参勤交代で帰ってきたのに即参勤交代を命じられた藩の話。
メインの侍たちが一騎当千の活躍を見せてくれるのでチャンバラとしても楽しめます。