天才女医の殺人事件簿 午後8時の訪問者 | Mの国より愛を込めて

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臨時で診療所の医師として勤めていたジェニー

ある日、夜遅くに診療所の呼び鈴がなるも気にせず帰宅

翌日、呼び鈴を鳴らしていた人物が死体として発見される

 

 

 

 

 

 

 

公式サイト

 

鑑賞日 H29.6.18

映画館 キネマ館

 

人生とは後悔の連続。

事が起こった後で「ああすればよかった」、「こうすればよかった」と後悔することは誰にでもある事かと思います。

 

だからこそ後悔しない選択を心掛けているつもりですが・・ぬぅ。

 

本作もそういった後悔が題材となっている作品。

しかも、自分の行動が原因で人が死んでしまったかもしれないとなると、その後悔は重いものです。

 

本作のポイントは詫びの捜査。

若いながら確かな腕で患者たちからの信頼も厚いジェニー。

大きな事務所の専門医として仕事に就く前に、主治医が倒れてしまった診療所で臨時の医師として働いていた。

そして、臨時の仕事も残り数日となったある日の午後8時、残業をしていたジェニーと研修医は診療所の呼び鈴聞く。

玄関に向かう研修医だったが、日ごろから彼の行いにいら立っていたジェニーは研修医を制止するも、感情的になった彼は飛び出してしまう。

翌日、研修医が出勤してこない事を気にしていたジェニーだったが、突然警察が現れ近所で女性の死体が発見され、診療所の防犯カメラの確認すると、昨夜呼び鈴がなった時間帯に死んだ女性が映っていた。

ジェニーは扉を開けていれば女性が死なずに済んだかもしれない事を悔やみ、単身女性の身元の捜索を始める。

捜索をつづけるジェニー、そして彼女の患者の一人が何やら知っている様子を見せるが?

 

ジェニーの創作の結末は?そして女性の死に隠された真実とは?

 

ジャンルとしては日本人大好きのサスペンスなのですが、主人公が女医ということでまさに2時間サスペンスの王道のような設定にニヤニヤしてしまうのは日本人の性。

海外では斬新!だったのかもしれませんが、日本では日常茶飯事だ!

しかし、医者が本業そっちのけで探偵気取りという展開はあり得ない!と思ったかどうかは分かりませんが、事あるごとに急患の呼び出しが。

まあ、高齢者が大半というのは日本でも同じかと。

 

見どころは後半、事件の真相。

勿論ネタバレになりますので、詳しく説明しませんが、中々面白い展開を見せてくれます。

こういった繋がりも悪くありません。

 

気になった点は研修医の存在が勿体ない事。

やる気を失い故郷に帰ってしまうマダオ君なのですが、事件の方には・・

もう少し話に絡んでも良かったはずですが、勿体ないです。

 

2時間サスペンスのように何人も人が死ぬことは無いのですが、展開のサプライズは日本のサスペンスに引けを取らないもの。

というわけで、2時間サスペンスが好きな人であれば楽しめる作品となっています。

 

 

 

自己責任が無いとされても悔やむ展開はこちらも中々のモノ。

無駄に年代ジャンプしてしまう感はありますが、映像の見せ方が非常に上手い作品です。