友達の葵、皆実、春馬と共に開発中のゲームのテスターやっていたレン
そんなある日、レン達は立ち入り禁止地区でドラゴンを発見
そのドラゴンを手に入れようとする謎の機関、その前に一人の青年が立ちふさがる
http://anime-movie.monster-strike.com/
鑑賞日 H28.12.27
映画館 セントラル
近年ゲーム業界において大きな変革といっても過言でないスマホゲー。
それまで携帯電話のゲームでは怪盗ロヤイヤルなどヒット作はあったものの、ガチャと呼ばれる課金システムだよりのゲーム性と操作性の悪さにより携帯ゲーム機の牙城を崩すことができませんでした。
しかし、スマーフォンが普及しだすと、タッチパネルを活用したゲームが登場。
課金システムも残っていますが、それ以外にもスタミナ性を導入するなど収益性が高まり、スマートフォンの普及率と相まって爆発的な収益をたたき出しているゲームが登場するようになりました。
(とはいえ、玉石混交の状況なので、売れないとあっという間にサービス終了の憂き目にあいますが)
そんなスマホゲーにおいて、勢いがあるゲームの一つがモンスターストライク、通常モンスト。
手軽な操作性とコラボにより大人気のゲーム・・らしいです。
そんなモンストが映画化!?
全米が泣いた!と言われるほどの作品のようで・・・
え?堕天使のルシファーさんが否定しているって?
さて、本作のポイントはオラゴンと未来から来た青年。
モンストの大会に向けて日々練習に励むレン、葵、皆実、そして明。
しかし、明は他の三人との間に溝を感じていた。
そんな折、突然現れたモンスター「ゲノム」が時間の門を開き過去に向かい、明がそれに巻き込まれてしまう。
ゲノムと明が向かった先は4年前、そこではレンと葵と皆実、そして彼らの友人である春馬が当時開発中だったモンストのテストプレイを行っていた。
そんなある日、テストプレイの場所と併設された研究施設が開いている事に気づいたレン達は中に潜入、そこでは自衛隊と謎の研究者が研究所を占拠したところだった。
逃げるレン達は研究所の最深部に向かい、そこでモンスターを召喚するゲートと赤いドラゴン オルナティブドラゴン(オラゴン)を発見する。
一方研究所の中心部ではレンの祖父らが軟禁されていたが過去に飛ばされていた明が彼らを救い出すことに成功する。
ゲートを閉じるため、そしてオラゴンをもとの世界に戻すため、データ化されたオラゴンと共にもう一つのゲートに向かうことになったレン達。
しかし、その隙を狙ったゲノムはゲートから世界を破壊するモンスターの召喚を行う。
果たしてレン達は世界を救うことができるのか?
レンの父親がドラゴンを探す旅に出たまま行方不明になっており、そのことがきっかけで彼はなんでも一人でやろうとしてしまう癖があります。
それが原因で春馬ら仲間たちと向き合えない形になっています。
ちょうど現在のパートで孤立してしまっている明とレン達と同じ形となっているのですが、いかにレンが成長したのかもポイントとなっています。
見どころは冒頭、モンストバトル。
モンスト大会に向けた練習試合なのですが、モンスターたちによる派手な立ち回り、そしてレンと明の関係がはっきりする場面となっています。
まあ、派手な立ち回りはココとクライマックスだけなんですけどねー
気になった点は設定や説明がおざなりすぎる事。
現在パートで協調性が無かった明が過去に行ったとたん頼りがいのあるお兄さんになってしまったり。
実験段階のモンストが自衛隊の兵器となっていたり。
モンスターの召喚まで偉く時間がかかってしまっているにも関わらずあまり話題になっていなかったりと、ご都合主義まっしぐらとなっています。
加えて、先に書いた通りアクションシーンは基本冒頭とクライマックスだけなので、途中が妙に長く感じます。
後は、異様にでかいスマホもネタになるかと、ビジュアルメモリを手のひらサイズにした強烈なガジェットとなっています。
正直、ツッコミだすと止まらない作品で話の練りが足りないモノとなっています。
ゲームの人気があるうちにパパッとやった感がありますが、できればもう少し話を煮詰めても良かったのかと。
レンの父親についても、もっと上手くできたはずなんですけどねぇ
まあ、泣かせるシーンは泣かせに来ていますから、不意打ちで感動できればひょっとするかもしれません。
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モンストではモンスターたちが実体化していたのですが、これってペルソナじゃね?と思ってしまった次第。
ペルソナ3の映画版も話が駆け足すぎるのですが・・