愛の逃避行 アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲 | Mの国より愛を込めて

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映画音楽作曲家のアントワーヌは仕事のためインドへ

そこでフランス大使の妻であるアンナと知り合い意気投合

そしてアントワーヌはアンナの子供を授かるための巡礼に付き合う事になるが?

 

 

 

 

http://anna-movie.jp/

 

鑑賞日 H28.12.4

映画館 キネマ館

 

神秘の国、インド。

そんなインドにはヨガを始めとする摩訶不思議な代物がたんまり。

それに惹かれる人々もいるようで・・

 

本作はそんなインドの神秘に魅せられた女性とそれに付き合う男の話。

ラブストーリーの金字塔である「男と女」の監督の最新作となっています。

 

しかしながら、「男と女」は50年前の作品なのね。

 

本作のポイントは巡礼の旅。

インドで強盗が車ではねた女性を病院に運び、一躍有名になった男女を映画化することにしたとあるフランス人監督。

そしてその映画音楽作曲するため恋人を残しインドにやってきたアントワーヌは熱烈歓迎を受けフランス大使主催の晩餐会に出席することに。

そこでフランス大使の妻であるアンナと出会い、インドのスピリチュアルを聞かされうんざりしながらも仲良くなるアントワーヌ。

翌日、アンナと再会したアントワーヌは彼女が子供を授かるよう巡礼の旅に出る事を知り、気になったアントワーヌは旅に同行することに。

ガンジス川で沐浴をしアンマに抱かれるとういう旅を続ける二人、一方フランス大使は冷静を装うがアンナの事が心配になっていく。

そんな折、アントワーヌの恋人がインドにやってくる。

 

アンナとアントワーヌの旅の結末は?

 

アンナもアントワーヌもいい大人なのですが、そんな大人を魅了するインドの旅。

しかもアンアが飛行機が嫌ということで電車とバス、タクシーを使っての旅となっています。

飛行機を使わないので非常にゆったりとした旅、それだけにインドの情景が良く見える形となっています。

けど、曲がりなりにもフランス大使の妻がそんな自由行動してよいものか・・

まあ、フランス大使自身結構自由に動き回っているのですが~

 

見どころは中盤、アンマとの出会い。

インドで生き神とされる老婆アンマ、彼女に抱擁された人は心が洗われるというけど?

実のところ、ここで心が洗われているのはアントワーヌの方。

今までいろいろあった人物だけに、最初は半信半疑だったアンマの抱擁の効果は絶大だったようです。

 

気になった点は妄想が不意に入ってくること。

途中でアントワーヌの妄想&夢のシーンがあるのですが、唐突に入ってくるため現実なのか夢なのかはっきりしないシーンがあるのが気になりました。

 

大人のラブストーリーという触れ込みですが、二人の関係は中々の純情モノ。

オチがやや冗長な気がしますが、二人の選択は間違っていないはず。

昼メロが好きな人は楽しめる作品かと思います。

 

 

 

 

インドを舞台にしたラブストーリーといえばこれ・・だと思う。

世界を意識した作品のためインド映画としてはダンスシーンが皆無の作品となっています。