ペロッとお見通しだ! RANMARU神の舌を持つ男 | Mの国より愛を込めて

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ひょんなことから鬼灯村にたどり着いた蘭丸達

直後、地盤沈下や謎の発光現象が発生するようになっていた

そして、村の男の死体が発見され蘭丸は推理を始めるが?

 

 

 

 

http://ranmaru-movie.jp/

 

鑑賞日 H28.12.4

映画館 セントラル

 

ふらりと現れた男がたまたま出くわした殺人事件をズバリ解決!

二時間サスペンスの王道ですし、古典的な内容なのですが、さすがにそれでは味が無さすぎる。

というわけで主人公に個性を持たせるのが常套手段となっています。

そんな中登場したのが舐めたものの成分をピタリと当てる男、朝永蘭丸。

惚れた女を探すため温泉宿に向かうところ何故か殺人事件が起こってしまものの、ズバリと解決!するTVドラマ「神の舌を持つ男」。

本作はその映画版、とはいえ視聴率が良かったとは・・

なお、メインの出演者は全員続投、監督もTVシリーズ同様堤幸彦監督です。

 

本作のポイントは村の謎。

探し当てた女性が運命の人でなく実家に戻ることにした蘭丸。

ところがすったもんだで鬼灯村で行き倒れてしまった所を村人に助けられ、龍之介の実家で温泉宿ボヘミアンの三助としてしばらく厄介になることになる。

その直後、蘭丸を追ってきた光と寛治も鬼灯村にたどり着くがその直後、地盤沈下が発生し黒い水が噴き出していた。

そして村の老婆たちは蘭丸を助けた女医のりんに対し厳しい態度をとっていた。

その夜、謎の発行体を目撃した蘭丸は外に飛び出すと、村の青年卜真が言い争う姿を目撃。

その翌日、卜真が遺体として発見され、青年と関係があったりんが容疑者として任意同行されてしまう。

龍之介からりんの容疑を晴らすよう頼まれた蘭丸、そして村の悲しい歴史が隠されているのだが?

 

果たして事件の裏で蘭丸たちを待ち受けているものとは?

 

堤監督の作品といえば小ネタ、本作でも数多くの小ネタがちりばめられているのですが、小ネタに引っ掛けたネタが無いのはちょっと残念。

とはいえ、終始笑いっぱなしの内容のため、推理はどこ吹く風、笑いすぎて顔が痛くなりました。

まあ、堤作品としては正しいです、ええ。

 

見どころは前半、蘭丸と再会した光と寛治。

きちんと別れたはずなのになぜ再会できたかというと・・

いや、酷いなこいつら。

 

気になった点は謎の企業についてオチが付いていない事。

事件を裏で暗躍している謎の会社なのですが、オチがちゃんとついていないのはちょいと腹立たしいところ。

無駄な社会問題なんていらないから。

 

ギャグはてんこ盛りですが、小ネタの量がやや物足りない本作。

サスペンスとしてはからっきしですが、コメディとしてはまずまずな代物となっています。

年末年始に笑いたい人は良いかと思います。

 

あとはサブタイトルをきっちり見ると・・

 

疲れます。

 

 

 

堤監督の代表作である「トリック」の最終作(になるはずだ)。

シリーズの総決算だけあって小ネタ、ギャグ共に凄まじい数になっています。