けじめの登り 弱虫ペダル | Mの国より愛を込めて

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インターハイを制した総北自転車部は熊本のレースの招待される
一方リベンジに燃える箱根学園を始めライバルたちも集結
三年と走れる事に喜ぶ小野田、しかし巻島の表情は複雑だった









公式サイト

観賞日 H27.9.2
映画館 キネマ館

アニメオタクの少年が自転車競技で活躍するという、一見地味ながら、熱い展開(と腐ったお姉様の方々の猛プッシュ)により人気漫画となった「弱虫ペダル」
取り分けアニメが放送されるや否や人気が爆発。
まさかの自転車ブームの火付け役となっています。

数年前にマガジンで連載していたオーバードライブもアニメになったけど、ここまでブームにならなかったのになー
何故だろうなー


話を戻して、本作はその弱虫ペダルの劇場版。
しかしながら良くあるTV版の総集編ではなく、原作者によるオリジナルの話。

勿論ファン(=腐女子)もうっとりの展開ですぞー

本作のポイントは最後の走り。
インターハイを制した総北高校。
そんな総北に熊本で開催されるロードレース大会に招待されることに。
メンバーはインターハイで走ったメンバーに決定。
三年生と、特に尊敬する巻島と再び走れることに喜ぶ小野田。
しかし、当の巻島は海外留学のため大会に出られないことが判明し坂道はショックを受けてしまう。
一方、インターハイで敗れた箱根学園は総北にリベンジするため出場を決意。
全国からインターハイを沸かせたチームが集い、またインターハイでエースが出場できなかった地元熊本台一もフルメンバーで出場。

同様を隠せない総北、そして小野田はどう走り抜けるのか!?

本作で随一の人気を誇る巻島の存在が一番のポイント。
チームを、そしてロードバイク初心者の小野田を引っ張ってきた伊達男ですが、そんな彼が突然いなくなることに。
特に巻島と同じポディションで尊敬していた小野田に取ってはかなりのショック。
しかも唯一のクライーマーとしてチームを引っ張る役割まで持たされたため、彼自身が一杯一杯になってしまい・・

元々プレッシャーに極端に弱いしねー


見所は後半、怒涛の追い上げ。
巻島を欠いた総北だけど、とある奇跡が?
やや絶望的な位置だけど、彼らに恐れるものは何も無い!
・・けど、それはちょっと恥ずかしいなぁ
まさか、冒頭のエピソードがココで絡んでくるとは思っていなかったのですが、熱い!というより爆笑です、ええ。

気になった点は巻島のエピソードが足りていないこと。
全体的に説明不足のシーンが多いのですが、それは重要なキャラである巻島にも同じことが起こってしまっています。
なぜ、イギリス留学の話が進んでいたのかという点を含め、もっとエピソードを盛り込ませば話が膨らんだのですが・・
上映時間もやや短い(90分)のでもうちょっと話を膨らませてほしかったところです。

レーズ自体は総北と腐女子のキャーキャー言わせる箱根学園が中心に。
そのためファンの人には激熱なレースシーンが展開されるのですが、ファンでなくてもレースシーンは胸が躍ります。
どちらかと言うとファンムービーの側面が強い作品であることに間違いありませんが、エピソードも含めアニメ好きには文句なしに楽しめる代物となっています。
確かに、コレを見ると自転車で走り無くなるなぁ

余談ですが、舞台が熊本なだけにいたるところに「くまモン」が登場。
コノPR効果、侮りがたし。





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