城主の野獣に脅えるベルだったが何故か手を出してこない。
そしてベルは野獣の悲しき過去を知ることになるが・・？
公式サイト
観賞日 Ｈ26.11.12
映画館 セントラル
美女と野獣と言えば有名な児童文学。
と言うよりディズニーのアニメですねー
呪いにより恐ろしい野獣となった城主がひょんな事で人質となったベルとぎこちないながらも心通わせていく大ヒットアニメです。
そんな美女と野獣が実写になった！
何を今更と言うことなかれ、元々は最初に書いたとおり児童文学！
アニメのほうが有名になってしまったけど、そんなんじゃダメだ！
ディズニーなんぞに負けてられるか！
とはいえ、ディズニーのアニメから２０年近く経っているから、どういった話か殆ど忘れてしまっているのですが～
本作のポイントはベルの自愛。
富豪の娘として何不自由無く暮らしてきたベルとその家族だったが、稼ぎを出していた船が遭難し、一瞬で無一文に。
（ベルを除き）貧乏暮らしに落ち込んでいた一家だったが、遭難していた船が奇跡的に見つかり、一家は豪華な生活への算段を考えるものの、船は保障のかたにされており、結果無一文のまま。
途方に暮れた富豪だったが帰り道に奇妙な屋敷を発見、そこには子供たちが要望していた品が置いてあり思わず盗んでしまう。
ところがベルが要望したバラの花を撮った瞬間、野獣にうちのめされ命を差し出すよう指示される。
富豪が家族に別れを言いに戻るが、自分の要望のために父が命を捧げることを知ったベルは父の変わりに屋敷に向かうことに。
恐怖に震えながらも命を捨てる覚悟のベル、しかし野獣はある程度の束縛はするもののベルに手を出してこなかった。
そしてベルは夢の中で城にまつわる悲しい呪いを知る事に・・
一方、ベルの兄たちは悪党と共に財宝が眠る野獣の城を目指していた。
果たしてベルは無事に家族の下に帰ることが出来るのか？
そして野獣にかけられた呪いは？
本作におけるベルはお金持ちでありながら家族が大好きな健気な娘。
お金に目が無い兄たちやエレガントに振舞おうとする姉たちが貧乏に絶望する中、ベルだけは新天地での生活を前向きにとらえているほど。
他のきょうだいはＤＱＮなクズばかりなのに、なぜベルだけ良い子なんだ！？
そりゃこんな聡明な子だったら野獣も手を出さないぞ！
見所は中盤、呪いの正体。
ベルが夢の中で見た一人の王の話。
彼が名誉のために望んだもの、しかしそれがとんだ代償に。
達成感と直後の絶望はまさに呪いです。
気になった点はベルの兄弟が情けない事。
プライドだけは人一倍強く、悪党にそそのかされたり、口先ばかりで何もしない姉たちなど
見ていてイライラします。
なぜこんなＤＱＮが・・（以下略）
あと、野獣のアクションシーンが少ないこと。
正直殆ど無いに等しいです。
ツッコミどころは・・
城でのベルの料理、衣服の仕立ては誰がやったんだろう？
野獣？まさかね・・
後半の展開がかなりご都合主義なところがありますが、元々児童文学と言うことを考えるとこんなものなのかもしれません。
話のまとめ方としては悪くありませんし余韻も良い感じ。
すったもんだはあるけど、終わりがよければＯＫ！という人向きではあります。
また本作を見てディズニーのアニメ版との違いにニヤニヤするのも・・
こういった楽しみ方もありかな？
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