戦う権利 立候補 | Mの国より愛を込めて

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多くの日本人が放棄している権利 被選挙権
一個人として失うものが大きく、また勝てる可能性も限りなく低い
それでもその土俵に立った者が成し遂げたいものは?




公式サイト

観賞日 H26.1.13
映画館 キネマ館

毎年どこかで行われている選挙。
今年は(衆議院の解散が無ければ)国政選挙はありませんが、知事や市町村長や議会など選挙が行われます。
大抵の選挙は地元の有力者や大きな支援団体が押す候補者がしのぎを削る戦いが繰り広げられるのですが、大きな選挙、特に都市部の選挙では誰?これ?な候補者が出馬することも多々あります。
本作はそういった、政党や有力団体からの後ろ盾が無い候補者を追ったドキュメンタリーとなっています。

全国では昨年中旬に公開されており、Mの国では上映されずまいだったのですが

丁度Mの国の首都長選挙が今月末に行われるので、無理やり持って来たのねー

と思っていたのですが、畳み掛けるように東京都知事選が行われることに

そして本作に登場してる候補者が都知事選に出馬予定とのこと

作品の特性上「特定の政党や候補者を支援・応援する映画ではありません」と銘打っているため、現在、公式サイトでは情報に制限がかけられた形になっています。
それに習い、今回は当たり障りの無い感想になっていますのでご了承ください。
(都知事選終了後に改めてやろうかねー)

本作のポイントは被選挙権
25歳、または30歳のほぼ全員が持っている被選挙権。
自ら立候補し、自らの手で地方はては国を動かすものを目指す。
その力は選挙権で手に入るものとは比べ物にならないほど大きいものです。
ただし、被選挙権を使うまでに先立つもの(選挙委託金=300万円)が必要で、一定数の投票を確保できないと没収されてしまう代物。
そのため多くの人は被選挙権を行使することありません。

それでも立候補した人はなにを手に入れたいのか?

2011年に行われた大阪府知事選での選挙戦を中心に立候補した人たちを追っています。

見所ですが、今回は自粛。
もちろんちゃんと見所はあるのですが、選挙の応援になりかねませんのでご了承ください。

気になった点は候補者の扱いに差があること。
正直なところ、本作は間違いなく選挙に勝てない候補者を中心に撮影されています。
選挙委託金が回収できる見込みがないのに何故?という思いなのかも知れませんが、逆に選挙委託金が回収できる候補者については扱いが悪く、全く映らない候補者もいます。
コレは本作の趣旨に反していると思うけどねぇ
(本当は撮影したけどゴニョゴニョ・・という可能性もありますが)

勝てる可能性がゼロなのに立候補するのは滑稽に見えるかも知れません。
しかし、立候補していない人間が候補者を馬鹿に出来る理由なんてどこにもありません。
他人を馬鹿にするより、自分の生活を良くしてくれる候補者を良く選んで投票することが重要だと思います。

もちろん立候補するという手も大いにあり!
次の戦いのリングに上がるのは君だ!


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毎度お馴染み、選挙を題材にした漫画

漫画的な要素は強いものの、意外に知らない選挙のルールが分かるので結構ためになります。