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周りとの干渉を嫌うアーサーだけど妻のマリオンにはデレデレ
そんなマリオンは余命僅かと判明し途方に暮れるアーサー
マリオンは彼女が在籍するコーラスグループにアーサーを誘うが?





公式サイト

観賞日 H25.9.11
映画館 キネマ館

長寿社会である日本
いまや65歳以上の高齢者が4人に1人となり今後もこの割合は増えてゆくことは確実。
社会保障費と医療保険は逼迫し、今後の社会はお先真っ暗

ああ、こんな日本に誰がした

ともあれ自分の時間を手に入れた高齢者達は様々なことにチャレンジされる方も多いかと思います。
本作は老人のコーラスグループを題材とし妻を失った老人の再生を画いた作品となっています。

本作のポイントは主人公のアーサー
頑固な爺さんで周りの干渉を極端に嫌う人、その人間嫌いは一人息子も同じでたまに顔を合わせてもギクシャク
(ただ孫娘は別、やっぱり孫はかわいい?)
対する妻のマリオンは社交的な性格で老人コーラスグループに在籍し、みなの人望を集めています。
アーサーも妻のマリオンに年甲斐も無くベタボレ、病気がちなマリオンの付き添いなどをしていたのですが、マリオンの余命が僅かと判明。
体を起こすのも難しくなってきたマリオンだけど、アーサーにコーラスの用件を色々頼むことに。
自分がいなくなっても、愛するアーサーが一人にならないように・・

見所は中盤、マリオンのソロ
コンサートの予選審査を兼ねたステージでマリオンがソロで歌うことに。
恥をかくからとアーサーが止めるのも聞かずに歌う決心をしたのはアーサーのため。
歌声は決して上手ではないけど、愛するアーサーに捧げる様子は心を打つシーンです。

気になった点は中盤までアーサーの頑固っぷりが酷いこと。
それこそマリオンが死んでしまう中盤まで他人を寄せ付けない態度が続くため、イライラしてきます。
それだけに心を開いてからは逆にデレデレが酷い!
そりゃコーラスの先生であるエリザベスは美人だけどさぁ!
そんな美人が夜中に「彼に逃げられた~」と泣きながらやって来たら惚れてまうやろー!
でもマリオンが亡くなったばかりだしなぁ・・

終盤の展開が急転直下で強引過ぎるけど、終わりよければ全てよし!
きっかけは何であれ、一歩踏み出す勇気をくれる作品です。




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以前も紹介したけど高齢者のコーラスグループに密着したドキュメンタリー
メンバーが次々に倒れていく様は色んな意味で衝撃的です。