芸の道 ボクたちの交換日記 | Mの国より愛を込めて

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売れないコンビ房総スイマーズの甲本は突然交換日記を始める
相方の田中は気乗りしなかったものの次第にやる気を取り戻してゆく
そんな折、ようやく巡ってきたチャンスに全力を尽くすが


公式サイト

観賞日 H25.4.24
映画館 セントラル

人を楽しませるお笑い芸人
しかし、その裏では厳しい競争社会であることは周知の事実。
毎年多数の芸人が登場し、そして同じ数だけ消えて行きます。

本作はそんなお笑い芸人がテーマの作品。
放送作家の鈴木おさむ氏の実話が基になっています。
そして監督がなんとウッチャンナンチャンの内村光良!?
そういえば最近ウッチャンナンチャンはコンビで活躍して無いなぁ
当時から人気を二分していたダウンタウンはもっぱらコンビで活動しているので対照的です。
どちらが良いとは言えませんが・・
(-"-;A

本作のポイントは房総スイマーズ
同じ高校の水泳部ということで結成されたコンビですが、芸暦12年にも関わらずうだつが上がらない漫才コンビです。
普通ココまで売れなかったら解散するような・・
ツッコミ担当の甲本は深いことを考えない前向きな性格。
基本その暮らしゆえ借金も重ね、結局彼女の家に居候している始末。
一方のボケ&ネタを作る田中は生真面目な性格。
派手な遊びもせず、オフの日はバイトで生活費を稼いでいる毎日。
結成から年月がたってしまったため、会話も少なくなっていた頃、突如と交換日記を始める。
それぞれ言えない事を日記に綴っていくにつれ、二人の絆は深まっていく。
そして彼らにとってラストチャンスがやってきた・・

見所は中盤、漫才コンテスト。
お笑いコンビの話なので当然コントがあるのですが、序盤の彼らのコントははっきり言って面白くありません。
しかし、田中が交換日記を基にネタを作ることを思いつき次々とネタを作成。
それが結構面白いので、上り調子の彼らの勢いを感じることが出来ます。

気になった点は序盤、無駄に映像が流れるシーンが多数見られること。
別に間が重要なシーンでもないので、バッサリカットしてもよかったような。
また中盤以降、急速にシリアスな展開になってしまうので盛り上がりに欠けます。
特に甲本は中盤以降笑わなくなるので、見ているほうが辛くなってきます。

ツッコミどころは・・
(以下ネタバレ)



終盤、一気に年代ジャンプするのですが、2040年とは思えないほど進化していないこと。
流石にボロが出るといけないので携帯電話とテレビは出ませんでしたが、ガン治療も進歩しているはずだけど!?


展開が遅いため、テンポが悪いのは否めません。
またお笑い要素もやや中途半端なのでギャグを期待すると肩透かしを食らいます。
展開は予告編のままなので単純に泣いて、単純に感動したいのであれば、良いのかも知れません。

あと余談ですが、高校生時代のシーンで甲本がコーラを飲んでいたのですが

オリンピックのマークが

確かに12年前はシドニーオリンピックだね!
そうだといってくれよ!
自販機で買ったコーラがロンドンオリンピック記念缶だったわけじゃないって言ってよ!




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進化していない未来ということでチョイス。
まだ有名じゃなかった頃の瑛太と上野樹里が競演しています。
たまたまですが本作に出演している佐々木蔵之介も出ていたりします。