おまえタイムリープしてね? 時をかける少女 | Mの国より愛を込めて

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高校卒業を間近に控えた芳山あかりは事故にあった母親から過去に行って欲しいと頼まれる
半信半疑ながら過去に行くことを決心したあかりだったが、行き先を間違えてしまう。



公式サイト

鑑賞日 H22.5.16
映画館 キネマ

時をかける少女は筒井康隆原作のSF小説、今までに数多くのドラマ化、映画化をされている作品でもあります。
普通の女子生徒だった芳山和子がふとしたきっかけで時間を越えるようになる、現在の日本SFの金字塔的作品です。
(2006年劇場公開されたアニメ版のみ設定、主人公が異なる)

さて本作はその「時をかける少女」の続編、主人公の芳山あかりは原作主人公の芳山和子の娘になります。
主人公あかりを演じるのは仲里依紗、アニメ版時をかける少女の主人公の声も当てています。
ザブラーマン2のゼブラクイーンも良かったけど、まだ等身大の女の子の役の方が会うなぁ(●´ω`●)ゞ

さてストーリーは、
芳山和子の時を越えた物語から30数年後、和子は自分が時間を越えていた記憶を無くしており、普通に生活・・・しておらず、おかしな研究に没頭。
そして完成させたのが時を越える薬、現在の科学では到達できない領域に行ってしまっています。
ちょうど薬を完成させたとき、一枚の写真を発見し時を越えていた記憶蘇り混乱、事故にあってしまいます。
病棟で目が覚めた和子はあかりに過去に行くよう懇願、あかりも母親のために過去に行くことを決意するものの、母親が指定した1972年4月ではなく1974年2月にタイムリープしてしまう。

え~と  間違えるなよ!

本作最大のツッコミポイントですが非常に重要な部分になります、しかも間違えた理由が面白い、時間を飛ぶ前に100円硬貨(和子が集めていた)を見つけ、そこには「昭和47年」の文字、ココであかりの頭がこんがらがってしまったと言う訳。
・・・自分も間違えるかも(/ω\)

そして飛ぶ時間を間違えてしまった事により、単なる母親のお使いからあかり自身の物語に変わっていきます。

1974年に飛んでしまったあかりを助けたのが溝呂木、彼の下宿所に寝泊りし色々作戦を練るのですが、うら若き女子高生を目の前にノンケな溝呂木、まあ映画に没頭していたけど・・・

ちなみにあかりの生活費は母親が貯めた「昭和47年」の100円玉です、持ってきていたのね。

本作の見所は溝呂木の映画撮影シーン、自分のやりたい事に没頭する溝呂木とその相棒のカメラマン ゴテツ、アマチュア作品なりに工夫を凝らし作り上げていく過程は見ている分にも楽しいです。

気になった点はあかりの服装、中盤に70年代の服装に着替えるのですが、上着は良しとしてもスリムのジーンズにブーツの組み合わせは70年代には無かったはず。

あとツッコミ所として(ネタバレです)
後半あかりが目的の人物 深町一夫と合う、そして深町から驚愕の一言


「私の本当の名前はケン・ソゴルだ!」


真顔でそんなこと言われても、あかりも観客もどん引きだよ・・・

最後は切ないラブストーリーになりますが、キャッチコピーである「記憶は無くしても思いは消えない」の言葉が突き刺さります。