8月に入りましたね。
随分と久しぶりの更新なります。
ナグです。
タイトルの『双方向のコミュニケーション』ですが、
“いや、そもそも「コミュニケーション」って、双方向でしょ?”
と思われた方もいるかもしれませんね。
前世人格について、お話しする中で、ブログつながりのセイウチさんと、セイウチさんの前世人格のエミリーさんとの関係は興味深い事例があるので、リブログをさせていただきました。
リブログ記事の中で、エミリーさんが“感謝”を伝えてきているのですが、何に対して感謝をしているのか?というと、
今生肉体をもって生きている、セイウチさんが自ら意識的に自分(エミリーさん)につながろうとした
ということに対しての感謝と、僕は捉えたんですね。
日常、私たちはたくさんの人と「コミュニケーション」をとりながら、生活しています。そのなかで、“距離感”を意識しながら自分以外の人間とのかかわりを営んでいる人は、意外にすくないのではないでしょうか?
事務的なやり取りだけで済む職場の同僚から、お互いの心のひだに触れあうような親密な関係まで、本当にさまざまな関係が、誰の生活の中にもあると思います。
特に「魂の関係」(それが前世人格でも、ツインソウルでも)になってくると、“心から”というよりも、
『魂から』つながろう、とする真摯な思いが、そこにあるかどうか?
が、大切になってくると、僕は体験上、確信しています。
言葉、というものは、それ自体に意味があるのではなく、「その言葉を発せられた状況」において、意味を持ってくるもので、そして、その「言葉を発した本人の内側で起こっている、内的体験の発露」なのです。
もっとていねいに見ていくなら、自分と誰かの関係において、
1.自分自身が「その状況」をどのようにとらえたのか?
2.相手が「その状況」をどのようにとらえたのか?
3.相手が「その言葉を発した」内的な理由と、そこに至る背景、プロセスは?
4.自分自身が「相手の表現」を受け取る時に、どのような意味として受け止めたのか?
5.そこに「お互いの共通の認識」が、きちんと成立しているのか?
という段階があるのです。
文章にすると、やたらめんどくさい、と感じるかもしれませんが、誰もが日々の中で、無意識的に、今までの人生経験や魂の経験などをフルに活用しながら、やっていることなんです。
この部分には、偏りが生まれやすく、それぞれの今生の経験や魂の経験が大きく影響する部分でもありますね。自分に偏りすぎていると、「空気の読めない」コミュニケーションになりますし、相手に偏りすぎると「自分に自信が持てない」という状態になり、相手に「不安」が伝わるような頼りないコミュニケーションになっていきます。
1.~5.のプロセスにはそれぞれに背景があるので、「同じような状況」であっても、「答え」はひとつではありません。それが、コミュニケーションや人間関係の中で、適切なアドバイスや指針を示すことの難しさでもあるのです。
どのように、バランスをとっていくのか?ということについては、「単に波動をあげたスピリチュアル色の濃いこと」に触れているだけでは、うまくいかなくなってくるのです。
もちろん、高次の存在やハイヤーセルフとのコンタクトによって、得ることのできるガイダンスには素晴らしいエッセンスがたくさんあります。そして、勇気づけられ、元気づけられ、励まされることもあるでしょう。
そのメッセージが受け取れること、与えられることは幸いなことですが、現実的な世界において、行動し、その結果としての「体験」を得ること。これが、あなたを守り導き、愛してやまない高次の存在の方々が願っていることなのです。ここがもっとも重要なことなのです。