・・・ちょっと思うことがある。
リーディングとか霊視とか、まあ、そんなことをする人に、
“自分しか知らないこと”を言い当てられたとき、
たいていの人は「驚く」のだろうと思う。
でも、ちょっと待って。
自分が知っていること(仮にそれが誰にも話したことのない秘密であったとしても)を言われたからって、『うん、それ、自分が知ってる。』じゃないのかな?そして、それがもし“秘密”だったら、「いいえ、違います。」って、顔をひきつらせながらでもいいから、そんな風に言っちゃえばいいんじゃないかな?
だから、そんなことで
『この人はすごい!』
なんて、思っちゃダメなんだ。
確かにピンポイントで「当てる人」というのはいるよ。
読める、と言うのは確かにある。
でも、たいていの場合は“あいまい”で、「当たったように感じる」ことを言ってくるもんなんだよ。
例えば、『あなた、今までずいぶん苦労して来たわね。たいへんだったわね、わかるわよ。』と言う感じ。
『“苦労”なんて、今まで一切したことない、楽チンチンの人生でした(^-^)v』
なんて人は、たぶんいないだろう。
仮にあなたがそうなら、たぶんあなたはいわゆる「読める人」には出会っていないから。
苦境に立たされている人から見れば、順風満帆の人でも、その人自身には多少なりとも悩みもあれば苦労もある。
『この人はスゴイ。』
ある意味、“そういう人たち”に、こんなふうに思わされたら、あなたの「負け」なのだ。
その瞬間、あなたは“自分の力”を明け渡すことになる。
心理的パワーゲーム、エネルギーの引き込み方の「ダーク」な一面だ。
「それが、何か?」
と、飄々としていられる気持ち、いい意味での“疑い”は持ってた方がいい。