増税大好き財務省へのツッコミ | にょっきり生えた興味の芽

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中々面白いエントリが公開されています。

税収弾性値(前編)|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba:

税収弾性値(中編)|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba:

税収弾性値(後編)|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba:

3つ分のエントリでちょっと長いかもしれないけど是非読んでみてほしいな。
そしてこの件で財務省にぜひともお伺いを立ててもらいたい(笑)

要は税収弾性値という数値の解釈についてのエントリなんだけどね。

中編より引用-------------------------

なぜ、税収弾性値について正しく理解する必要があるかといえば、
「デフレ脱却し、名目GDPが成長すれば、それ以上の%で税収が増える」

 というわけで、消費税増税の理由を否定できるためです。


 今後の日本において、介護、医療等の社会保障支出が拡大するとしても、金額的には精々1.2兆円「程度」に過ぎません。1.2兆円「程度」の支出増など、税収弾性値を無視したとしても、名目GDP3%成長「程度」で賄える金額に過ぎません。


 そして、名目GDP3%成長とは、GDPデフレータベースのインフレ率を3%「程度」にすれば、実質GDPが成長しなくても(実際にはそんなことはないですが)達成できる数値なのです。


 さらに、我が国の昨今の税収弾性値は高まっているため、実際に税収を1.2兆円増やすには、名目GDP3%成長すら不要なのです。


 要するに、
「税収は所得から徴収され、所得の合計が名目GDPであるため、名目GDPと税収は相関関係にある」
「税収弾性値が高いと、税収は名目GDPの成長率以上に増える」
 この二つを理解すれば、「社会保障の財源のために消費税を~」といったプロパガンダに騙されることはなくなるわけです。

引用ここまで-------------------------

そして現在の日本はデータを見る限りこの税収弾性値が高いわけなのです。
つまり減税して企業の設備投資が増えると財務省が必要と言っている税収は達成できると。
なのですが、後編の成田佐倉@霞が関氏の指摘通り都合のいい部分だけの抜き出しなんですよねぇ・・・。


で、後編最後の三橋さんのツッコミが面白い。

後編より引用-------------------------

 興味深いことに、80年代からバブル崩壊まで、税収弾性値は「財務省が言い張る1.1」前後で安定的に推移しています。すなわち、担税力がピークに達していたという話でしょう。

 ということは、財務省が「言い張る」1.1の税収弾性値を安定的に実現するためには、財務省が望む消費再増税や政府支出削減という緊縮財政ではなく、日本のインフレ率が安定的に推移するまでデフレ対策を打ち続け、名目GDPが継続的に成長する環境を実現すればいいことになります。


 日本がデフレから完全に脱却し、名目GDPが安定的に拡大し、担税力が高まれば、税収弾性値は(過去の例を見る限り)財務省が「言い張る」1.1程度で落ち着くでしょう。


 逆に、財務省式にデフレ化政策を打ち続けると、名目GDPが不安定になり、税収弾性値は「大きくなる」わけでございます。

引用ここまで-------------------------

なんというか・・・。
素直に経済成長すればいいだけなのにね(笑)
まぁ、財務省の中の人が出世したいだけなのかもしれないけど。



ともかく今回の三橋さんのエントリに関しては財務省の中の人達に聞きたいですねぇ。
一応財務省の質問箱へのリンクも載せておきますね(笑)


財務行政へのご意見・ご要望の受付:財務省:
https://www2.mof.go.jp/enquete/ja/index.php



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