2014年打ち上げを目指す「はやぶさ2」が直面する資金不足問題 (週プレNEWS) - Yahoo!ニュース:
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昨年より映画化が続く小惑星探査機「はやぶさ」の物語。2010年6月に地球に帰還した成功劇は多くの日本人を勇気づけたが、後継機「はやぶさ2」のプロジェクトが難航していることは、あまり知られていない。
その原因は、政府から予算が下りないためだ。「はやぶさ2」のプロジェクトは2006年から検討が始まったが、15億円の予算要求をした2010年度は民主党の事業仕分けの影響を受け、下りた金額はわずか3000万円。翌年度は「はやぶさ」帰還効果もあり、成長分野などに配分される政府の特別枠から要求どおり30億円の予算を得た。
しかし、先日決まった2012年度予算では73億円の要求に対し、ついた額は前年と同じ30億円のみ。それも文部科学省経由の一般枠では認められず、今回も「日本再生重点化措置」という枠で計上された。
そもそも「はやぶさ2」計画の実現には、「探査機の設計・製作費が約160億円、H2Aロケットの打ち上げ費用が約100億円。その後7年間の予定の運用費などが約30億~40億円で、トータルでは約300億円が必要」とJAXA(宇宙航空研究開発機構)プロジェクトマネージャーの吉川真准教授は説明する。現在は計60億3000万円しか確保できておらず、かなり苦しい。
しかも、打ち上げは「できれば2014年から2015年。それを逃せば4、5年たたないと機会が来ない」(JAXA広報の阪本成一教授)。つまり、後2~3年で実現しなければならない。そのため、現在の予算額では「優先順位から考えるとやめろという回答に近い」(吉川准教授)という。
「はやぶさ2」が目指すのは、「1999JU3」という小惑星。これが有機物を含んだ小惑星(C型小惑星)のため、探索することで「何もない宇宙空間からなぜ生命が誕生したのか」という謎に迫ることができる。基本的には、2010年に帰還した「はやぶさ」と同様の任務を担っているが、それはあくまで“技術実証”という名のリハーサル、「次こそが本番」(阪本教授)なのだ。
予算が乏しい現状では、「はやぶさ」の偉業もムダに終わってしまう可能性が高い。
「『はやぶさ』の講演でも次の『はやぶさ2』の話をするのですが、2014年に打ち上げても地球に帰還するのは2020年の12月。大勢集まってくれた今の小学生が大学生や大人になっているんです。まさに将来の日本を背負う彼らが実際に関われるミッションを中止してしまうと、夢を壊してしまうことになる。それだけは避けたいです」(吉川准教授)
「はやぶさ」人気の影で、関係者の苦悩は続く。
(取材/世良光弘)
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あれだけの大成功を収めたプロジェクトの後継に対しての予算がまるで確保できないというのは事実上止めろという”意思”があるとしか思えないよねぇ。
しかしこうなると”成功する”という事の意味がまったく分からなくなってしまうね・・・。
尤も、日本を貶める事ばかり推進して日本のためになるような事は悉く行わない民主党政権らしいといえばらしいけど。
上の記事の中にもあるけどはやぶさの成功を生かすためにもその後継は是非とも実行され成功してほしいね。
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