劇団軌跡さんの舞台を見てきました~。
劇団軌跡 プロデュース vol.9 『Little Steps Ⅸ』
2010年3月11日(木)~14日(日)
一部 「TWO」 作:成井 豊 演出:久賀健治
二部 「Spring dance fantasy」 作:久賀健治
今回は2部構成。
まだあと公演はあるのでなるべくネタバレは無い方向で。
まずは第一部。
「TWO」 作:成井 豊 演出:久賀健治
出演
久賀健治(賢プロ)
棚橋将紀(フリー)
宮崎智栄子(メディアフォース)
大澤麻美(軌跡)
【A】キャスト
成澤 卓(賢プロ)
福田 滋(コーラルアイランド)
能登谷祐治(フリー)
奥田苑香(フリー)
佐々木 彩(B-Box Actors school)
森山靖子(フリー)
【B】キャスト
川原一将(フリー)
昼田富彦(弾弾トランポリン)
宮崎圭史(フリー)
佐藤ともみ(軌跡)
太田敦子(TABプロダクション)
五十嵐 早苗(フりー)
◆ A、Bはダブルキャスト
自分が見たのはAキャストでした。
内容はちょっと重たい話。
お話の完成度は高かったと思います。
というか、ストーリーに必要以上に感情移入してしまう自分としては重い話とかは実に苦手。
間違いなく涙ボロボロで大変な事になるしな。(笑)
おまけに重い話は大抵嫌なヤツが出てきたりして、そうなるとその”嫌なヤツ”どう排除するか色々と考え始めて物語りに集中できなくなるし。(笑)
でも話の進み方が凝っていて、話の連続性に”?”が出てあれ?と思ったら過去の話だったりとかして。
凝っているなぁと。
一緒に行った舞台好きの友人はこの話を作った成井豊さんという方の舞台をかなり見ているとの事で、こういう部分が気に入っているんだろうなぁ。
普段からドラマツルギーを見に行っているとこ事だったし。
それから今回のこの軌跡さんの公演に関してはですね。
ひとえに宮崎智栄子さんの演技が素晴らしかったな、と。
ヒロインの母親役だったのですけど、自分の様な演技に関しての素人でもこの人上手いなぁと感じましたよ。
それから演技でいえば主人公の父親役の久賀健治さん。軌跡の座長さんで前回の公演の時にも出てきただけで舞台が華やかになるので凄いなぁと思っていましたが、今回も出番が少なめなのに登場すると全部”持って行く”感があって凄いなぁと。
そして主人公の棚橋将紀さん。
いい男過ぎて勿体無い・・・と前回12月の公演を見たときも思ったんですけどね。
ビジュアルのいい人はいい演技しても”いい男”にしかならなくてもったいないぁ・・・。
個人的には記者の役の成澤卓さんがもう、見ていて殺意を覚えるくらいだったのでよい演技だったと思います。(笑)
つーか頼み方が違うだろう、と!(笑)
全体的には良く纏まっていたと思いますけど、短い話だったためか少し物足りない感は確かにありました。
記者の絡みもあっさり終わってしまったり(もっと引っ掻き回すのかと思いました)主人公の兄、姉、父の辺りももう少しドラマが見たかったなぁと思ったりで。
第一部に関してはこんな感じでしょうか。
次に第二部。
『Spring dance fantasy 』 作・演出:久賀健治
出演
渡辺隆行(オフィスP.A.C)
田久保修平(賢プロ)
上野高明(プロダクション・エース)
遠藤 航(フリー)
斉藤 団(フリー)
伊藤友香(フリー)
高見沢まり乃(フリー)
木暮美樹(フリー)
他
こちらは細かいストーリーとは殆どなしの、第一部の重さを全て吹き飛ばすよい意味で”バカ”なダンス中心のものでした。
自分としては第一部よりもこちらの方が好み。(笑)
ノリといい、バカっぽさといい。
難点は一つ一つがちょっと長かった所でしょうか。
もっとネタもダンスも細かく区切ってもらった方が面白かったかも。
個人的にはパロディネタが多いのがちょっと・・・ね。
でも会場はパロディネタで受けていたのでこれはこれで良いと思いますけどね。
・・・実は一番笑ったのはパロディネタだったし。(オイ
でもあれは卑怯だよ・・・滅茶苦茶似てるし。一瞬で駆け抜けていくし。(笑)
いや、でも一部と二部の落差が凄かったけど楽しめました。
軌跡さんの次回公演は2010年4月17日(土)とのこと。