このところ、新加入の俳優の傾向として、舞台経験の豊かな人が増えてます。
全く、あるいはほとんど経験のない人も増えてます。
(以前は他の事務所での経歴がある程度あって移籍、あるいはフリーとしてある程度の実績があって移籍が多かったように感じます)
舞台経験の豊かな人は映像演技に対するコンプレックスのようなものがあると感じていました。
3月から仲間になったある俳優が、オーディションや撮影のたびに私たちスタッフに届けてくれるコメントにも「映像演技」という言葉がチラホラしていたので(彼のコメントはとても素晴らしく、私たちスタッフにも新たな視点を届けてくれています)
(浅野令子の舞台「斬られの仙太」のご招待メールと向き合うことから、ちょっと逃げたくて。。メールと取り組むと4、5時間は集中してしまい、肩や首がコリコリになるのです💦)
彼のコメントに返事しました。
映像演技ってカテゴライズするのって、私には抵抗があったんですが、
でも、舞台やってる人たちがセッションに参加した時、彼らの芝居を「デカイ」って本人たちに言ってしまうことがあるんだから、映像演技と舞台芝居は明らかに違うんだろうなって気づいてるんですよねw私自身。
思うに。。。
ナレーションで
そう思えば、そう伝わるから、こうやろうとか、どうしてやろうとか、やらなくていいといつも伝えきました。
映像もそうなんだろうと思います。
思うに、、、
舞台って芝居を作っていく作業が長い。だから、脚本を読み込むっていうより、稽古しながら脚本を作っていく感覚に近いのかなと(想像です。俳優じゃないので)
映像は芝居を作ってる部分が俳優と監督それぞれに委ねられてて、出会った時には完成形をぶつけ合って、味や見た目を整えるのが撮影なのかなと(想像です。)ナレーションもそんな感じかと。(想像です。しつこいw)
そして、そう思えばそうなってるようにするには、あっという間にそう思わないといけないので、準備と集中力が必要で、
それで、自分の用意してたものでは足りなかったり、余計だったりするので、なんというか角度が間違ってたりするので、それをあっという間に調整しないといけないから、準備と集中力が必要で、
そういうのって現場でしか味わえないので
だから現場に出るのが大切で、
でも現場で学ぶ瞬間はすぐに消えちゃうし、流れちゃうし、言葉に変えてないから再現性が乏しいので、
現場で得た感覚を蓄積するためにも、やっぱり集中力が必要で、ほんでフィードバックすると記憶に変わっていきます。
フィードバックはご自分でできる部分ではありますが、私たちに伝える、伝わることで更に再現性が高まるので、
大いに利用してくださいね。
彼の文章は丁寧で文脈が私みたいに分裂してない、つまり話が逸れないので、すごく分かりやすいのです。
だから読んでても楽しい。毎朝のミーティングで話題で取り上げることも多いです。
先ほどは別の俳優から
今日のオーディションでの役がバイトと同じ役でした。バイト経験が生かせるはずで、せっかくバイトするんだったら、もっと細かく、店員やお客さんを見て、バイトの日は観察記をつけてみようと思いました。
と連絡がありました。
こないだは別の新人が
MVなので、セリフはなく、ほぼアドリブでやりました。
自由だからこそ、自分自身がその場にいる理由や、どのような感情なのかを自分の中で持たないと、上手くいかないと改めて思い知りました。
アドリブになると、何か変わった事や突発的なことをしようと、今回はそっちばかりに考えてしまいました。それは、よく思わられたいや、かましたい、身内だからこその気持ちが先行してしまったからだと思います。反省です。次に生かします。
私たちは俳優の言語化した現場での出来事や感覚を営業に生かすこともありますし、自分たちのモチベーションに繋げて仕事の成果物として喜びを得ることもあります。
美味しい!!ありがたい!!
いつの写真だろう。。懐かしい気持ちだけに包まれます。。