昨日は第4回BMPセッション(ボンボンファミンXミッシングピース)でした。

 

BMPセッションというのは、普段、私が主催している俳優たちがジャズのセッションのように思いつくことを持ち寄り演技について試したり交流したりするMPセッションの

 

ボンボンファミンさんという子役事務所とのコラボ企画です。

 

去年の12月から始めて4回目になりました。

 

伊参スタジオ映画祭に参加予定の作品の監督とプロデューサーが2月29日のオーディションの参考にしようと見学に来てくださいました。

BMPセッションには3つの約束があります。

 

1、ジャンケンをしない

(運ではなく、やるやらない、いつやるを自分で決めることが大切)

2、人の失敗を笑わない

(失敗ではなく、試作中)

3、演じてるエリアの外の人間は野菜と思う。演じてるエリアの外は畑

 

なので3の約束があるので、監督はキュウリとして認識しようと決めましたw

 

 

見られてるという意識がどこかにありながらも、その意識を超えたところで存在すること、

それを難しく言わないて、あっちは畑なんだから、あれはキュウリよと笑わせながら乗り越えていきます。

 

 

序盤の「昆布体操」「私⇄あなた」を済ませたら、シーンです。

今日のシーンは2020年ndjc選出作品「魚座のふたり」から私が覚えているシーンを書き起こしました。

教室で金魚を殺したのは誰かと先生が生徒たちに問い詰めるシーンです。

 

狙いは

子供には

セリフを言ってる時だけが演技じゃないこと

無言の演技

間(一人、教室から飛び出すタイミングがあります)

誰が犯人か、自分が犯人か、(決まっていません)で行動が変わる

などを感じて欲しくて

 

大人には

嫌な役を演じる時に、どう役作りをしていくのか

でした。

 

 

大人が2人代わったところで、席替えをします。

席によって演じたい役柄が変わるようで、それは発見でした。

席の設定が良かったのか、子供たちは観客を全く無視していたように感じました。

素晴らしい!

 

大人は大まかに先生っぽい人と、先生を逸脱して個を出す人の2つのパターンに分かれていたようで

元の映画を観ているので全員が終わったところで、

 

なぜ子供は金魚を殺したのか

(4回目くらいに一人の女の子が「ストレスなんじゃない?」って言い当ててました)

どんな先生なのか

他にどんな印象的なシーンがあるのか

を話して、

 

子供達にこの映画に近い、壊れそうな先生を演じてもらうのは誰がいいかを投票で選んでもらいました。

票の割れ方から考えて、私の感じたことと同じことを子供たちは感じていたようで、とても興味深かったです。

 

辛いシーンでしたし、1時間以上、休憩なしの取り組みでしたが、

子供達の集中力は切れず、終わった時も楽しかった!と言ってくれたので

 

楽しいって集中してみんなで何かに取り組むことなんだと(そんな風に言語化はしないですが)

分かってくれたかもしれなくて、これは本当に嬉しかったですねー。

 

 

 

休憩の後はちょっとブレイクタイムでお箸を使った顔の筋肉のトレーニングです。

歯を使わずに唇だけで、口角を上げて割り箸を床と平行に保ち、箸の先に硬貨を乗せます。

 

ポロポロと硬貨を落とす人もいれば、キープできる人もいますが、

皆、口を揃えてほっぺが痛いと言います。

 

狙い通りw

 

次はタコの口で箸をキープします。

 

このまま、ふたチームに分かれてリレーしましたwww

 

最後は箸を割って食事のエチュード。

嫌いものを食べない子供に大人が食べさせようとする。

2回、嫌がり、3回目に食べるというルールです。

 

お箸の持ち方で恋が冷めることがあるんだよと私の友達の実例などを話し、

お箸をちゃんと持てるようになった方が得で、今なら直るから、意識してごらんと話しました。

 

また、お箸に気を取られて演技できないこともあるからとも話しました。

 

お箸と話しに夢中になってエチュードの設定を守らず、3回目も嫌だと言ってしまう人がいるときはエチュードを止めてやり直しました。

 

このエチュードはシーンとして取り入れられるなぁと感じながら時間が来たのでセッションは終わりました。

いつもにもまして皆んないい顔だと感じるのは私だけではなかったと思います。

 

子供達が帰った後も大人は残って、教室のシーンを振り返ってました。

これこそ、ボンボンファミンとコラボしたからこそ得られた貴重な体験。

 

ある子供が自分が犯人だと設定していたとき、膝の上で手を何度もぎゅっと、指が食い込むように握りしめるので、指が白くなっていたのは震えました。

 

子供のそういう、その役を生きてる姿と対峙しながら大人も、あの役を生きて入られたんだと思いました。

 

その感覚は多くの俳優に生まれたはず。大事にしてほしい。

 

 

 

ものすごく充実してたBMPセッション。

 

やはりコラボってすごいなと思います。

 

 

 

 

今度は大人とのコラボ、つまり外部の方も参加できる取り組みをシネマプランナーズ で試してみようとMPセッションの企画は膨らむばかりですー。