昨日の夕方、事務所で人待ちをしてて、手持ち無沙汰をカバーするためにスマホの電話帳を繰っててTの名前に手が止まりました。

 

Tは私が東京に住む前からの東京の知り合い。つまりは10年超(多分、知り合って12年目と思われます)のプロデューサーで俳優です。

 

知り合ったときは俳優で制作のバイトちゃん。

知り合う前は俳優である有名な芸能人の付き人的なことしてました。

 

私が東京に出てきた頃に定職につかず、今は事業で成功している人は私とTだけです。

 

Tと呼び捨てにしているのは、出会った頃に彼がペーペーで、ヘマばかりしてて、息子みたいに思えて呼び捨てにしてた名残です。

 

(私は息子や娘と思える、感じてしまう人を呼び捨てにしてしまう癖があります。あまりいい癖とは思っていませんが、とことん直すべき悪癖とも思っていないので直りませんw)

 

Tの10年はまさに波乱万丈。

 

ペーペーから舞台製作で注目され成功し、彼の仲間が調子に乗って大失態をしでかし、逃げて、

彼には何の責任もなかったのに、彼は一人、その場にとどまり、戦い、

 

その姿勢を再評価されるようになるのに数年かかり、一昨年あたりから徐々に名を残す仕事をするようになり、

今はとても順調だそうです。

 

彼が逃げずに戦っている真っ最中に4、5年ぶりに再会してから、年に1、2度の交流が始まりました。

 

いつも私の思いつきで電話。

 

いつも彼は電話に出ず。

 

いつも必ず、彼から1時間以内に折り返しの電話。

 

不思議な友情と信頼が生まれました。

 

私「あの頃、巻き込まれながら被害者同志になってさ、でも慰め合うこともなく、てんでバラバラに戦ってきてさ、生き残ってるのはTと私だけなんよ」

 

T「ホントですねぇ。。。」

 

私「私たちはさ、何の利害関係もないけれど、

逃げないってことの辛さと大切さと、そのあとに生まれる信用と本物の仲間を知ってるっていう共通項を持つ、絶滅危惧種なんよ笑

 

いっつもさ、私から連絡するばかりだけどさ、Tも時々は連絡してよ。

 

そいでさ、忙しいのは分かってるけども、お盆はちょっとくらい、時間作れるでしょ?

 

時々は会ってさ、生存確認しないとね!!

 

もう、繁殖活動はしてないわけだしさ笑笑」

 

お盆かどうか、分かりませんが、きっと近々、再会です。

 

尊敬できる若者との(もう若者ではないです(^◇^;))再会が楽しみです。

 

相応しい人間でありたいと思うこともまた、私のエネルギーの源です。