実は、私、短期的な目的があるとプレッシャーを感じる人です。

 

例えば、トライアスロン。

 

私は15年前、3年間トライアスロンのレースに出ていました。

 

出場した全試合のうちレース中に自転車から落車して肋骨3本折った試合以外は全てエイジ(年代別)優勝していました。

 

出るからには優勝したい。

優勝するためには優勝できそうな試合に出よう。

必要な練習は何だろう。

 

そうやって優勝していたのですが、

あ、趣味です。。。

 

コンディションを整えるため、練習を控え、自分と向き合う時間が増える、試合が始まる1週間前から試合スタート前、10秒のカウントダウンが始まるまで

 

嵐が来て試合が中止にならないか

自分が怪我して出場できなくならないか

手続きミスで試合の出場資格がないなんてことにならないか

胃痙攣とか

風邪とか

貧血とか

 

アホか。。。

 

逃げ出したくてたまらないわけです。

 

それは優勝したいという目的にコミットしたいから

自分で決めたことを達成したいから

自分に負けたくないから

 

めっちゃ長い前置きになってしまいました。

 

 

そんなわけで

どうしても引き受けてもらいたい、B案は用意していない依頼のために招待した昨晩の呑み打ち合わせはプレッシャーに感じていました。

 

プレッシャーに感じていたけど、それに気がつかないフリをしていた、もしくは感じていないことにしていた、くらいにプレッシャーに感じていました。

 

例えて言うと、熱があると分かっているけど、熱を測ったところで熱が下がるわけではなく、熱があるとハッキリ認識すると寝込みそうな気がするから、熱を測らない感じです。

 

 

 

 

このビジネスに携わるようになって間もなく知り合ったYさん、

いつも”ここぞ”という時に私を助けてくれる大切な人ですが、

 

厳しい人で、

バシバシ意見も言うし、話の矛盾を捉えるのが上手いし、

でも、これは意見を言うところじゃないなと言う局面では

「理由なんか要らないんです。アナタはアナタのままでいい」と言う人です。

 

ディレクション力が非常にあります。

最高のNO2なのです。

 

彼にまずはお願いするに至った経緯を説明しました。

(この時点で、私の心の中に最初からお願いしなかった理由を聞かれたらどうしようと思っていた節があります。)

 

プロジェクトの中に彼とはあまり相性が合わないだろうなと思う人物がいると感じていたので

そのスタッフを入れる理由を伝えました。

 

そして彼を必要としている理由、

”私の勘が全うできないかもしれない。私のジェネラリストとしての良さがスペシャリスト達に損なわれそうな気がする。一方でスペシャリスト達の働きがなければ、このプロジェクトは成功しない。予算、時間は限られているから多大な負担になるのは分かっているけど、ジェネラリストとスペシャリストのパイプ役になれるのはYさんしかいない”

 

混み合ってる店とお酒のせいでしょうか、気がつくとかなり熱弁していました。

 

Yさんは引き受けてくれたわけでないのですが、断ったわけでもなく納得した様子でした。

 

”何を伝えるか”ではなく”どう伝えるか”に合格した感じです笑

 

次回のプロジェクトのミーティングに参加してくれることになりました。

”よっぽど”の事情、事態が生まれない限り、きっと引き受けてくれるでしょう。

 

Yさんとは終電ギリギリまで話すのが常ですが、昨日は22時30分で別れました。

今思うと、Yさん、お酒の進み方もいつもより少なかったような気がします。

多分、残りの仕事があって、あれからまた仕事してるんでしょう。

 

地下道へ私を運んでくれるエレベーター、心の中で「ありがたいなぁ。申し訳なかったなぁ。ホンマ、いつもありがとうございます」とつぶやきました。

 

いつもなら1駅だけ乗って、乗り換える道のりを1駅歩いて移動しながらプロデューサーRに電話しました。

 

どうやらYさんが引き受けてくれそうだと、交渉成功の報告をしたのですが、実は緊張と興奮から解き放たれたくて誰かと話したかったんだろうと思います。

 

自分のことなのに「思います」って変ですが。。。

帰途の電車の中で酔ってるにも関わらずビジネス書を一心不乱に読んだのも、プレッシャーの残像のようなものから解放されたかったに違いありません。

 

家に着いたら呑み直したくなりました(^◇^;)

ホッとしたんです。やっと笑

 

 

目的にコミットしたいから

自分で決めたことを達成したいから

自分に負けたくないから

プレッシャー連続の毎日に負けませんよ〜〜〜♪