昨日は病院勤務の娘の変則的な休みの一日。

 

夕方、予定が変わって自宅で作業していた私にリビングからテレビのニュースの音が届いていました。

 

「間も無く、 退位礼正殿の儀が始まります」

 

娘は天皇陛下と皇后陛下が大好きです。

思想的なものではなく、公務に就ていらっしゃるお二人の愛に溢れたお姿に感動するのだそうです。

 

私は仕事の手を休め、リビングのソファーで寝っ転がってる娘の元へ行き、

「始まるよ。好きなんでしょ、天皇陛下」

 

娘「大丈夫。録画してる」

 

私「え!? どうせ、何度もニュースで流れるよ」

 

娘「ええねん。あとで、ゆっくり見るから」

と言いながら、夕食に出かけるために着替え始めました。

 

私一人、ソファーに座ってテレビと対峙して天皇陛下の最後のお言葉を聞きました。

今日をもち、天皇としての務めを終えることになりました。

ただ今、国民を代表して、安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に、深く謝意を表します。

即位から30年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します。

明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。

知らぬ間に娘が私のそばに立っています。

 

皇后陛下が階段から降りられる時に手を差し伸べられた直後に娘に目をやりますと、ウンウンとうなづいています。

 

私「聞いた?」

 

娘「私を受け入れ、支えてくれた国民やろ。すごいなぁ」

 

昨日の厳かな瞬間を日常会話の話題にしていたことをブログに書いていいものなのかと迷いましたが、

陛下のお言葉の簡潔で完璧なことを忘れたくないので、記しておきます。

 

もし、いつか私が何かスピーチを頼まれることがあったら、

簡潔に全ての関係者に感謝の言葉を述べ、祈りを捧げ、貢献者にさりげなく言及するのだと心に刻みました。