今日、明日と終日、撮影に同行するのでブログの更新が難しそう…

 

と言うことで!始発電車で撮影の集合場所に向かっている電車内でこのブログを書いていますw

 

前の前の「模擬オーディション」の後、最後の枠の参加者が辻香音と岡崎ゆうの二人だったので、

二人を焼き鳥屋へ誘い、飲みニケーションしました。

その後、カラオケにも誘ってしまいました(^◇^;)

 

その時、岡崎がミッシングピースの俳優仲間から、ある映像作品に出てくれないかと誘いを受けているのですが、

どうしたらいいですかと相談がありました。

 

私「今の話は聞かなかったことにするから、岡崎は彼に何も話さないでいいよ」と答えました。

 

ミッシングピースでは所属俳優のスケジュールは事務所で管理しているので、自分でスケジュールを決めることはできません(書類選考中でスケジュールが仮押さえになっている日程がいっぱいありますが、仮押さえの状態では俳優に連絡していません。書類選考で選ばれた時に、初めて俳優に連絡するシステムです)

 

だから岡崎が相談したと言うわけではありません。

 

ミッシングピースでは、どんな案件であれ、それがどう言う条件で、関わる価値はどこにあるのかを最終的に判断するのは事務所側だと決まっているので、彼女は私に相談したのです。

 

私が「聞かなかったことにするから」と言ったのは、所属俳優が所属俳優に出演に関する問い合わせするのだから、当然、本人に問い合わせるのではなく、事務所に問い合わせるのが当たり前なのだけれども

 

そのルールをないがしろにしてオファーしている俳優が(彼は岡崎が私に相談するとは予想していなかったかもしれない。つまりはルールを逸脱しているつもりではないかもしれないから)シレッと事務所に岡崎のスケジュールを打診してくる可能性があったからです。

 

残念ながら、私の配慮は届かなかったことが、その10日後くらいで明らかになります…

 

 

 

所属俳優から夜の11時前にラインがありました。

お疲れ様です。

 

XXXの予告編に岡崎さんに少し出演したいと思っています。

本人にはすでにお話はしていて、やりたいと言ってくれました。

 

○月○日に1〜2時間ほどスケジュールを頂きたいのですが、よろしいでしょうか?

私は流れが違う。まず事務所を通してくれないと、OKできない。と返事をすると、焦った彼はさらに悪い方向へ進んでしまいました。

やるかどうかが今日決まったのですが、岡崎さんにはフライングで言ってしまいました。

 

先に事務所に言うのはもちろんそうだと思います。

大丈夫でしょうか。

そもそも夜遅くラインにこのような内容の相談を持ちかけるのは間違っていると告げましたら、すみませんでしたと謝り、それきりになりました。

 

翌日、彼からの連絡はありません。

 

さて、どうしたものか…

 

呼びつけるのは簡単です。でもそうすると、おそらく私への恐怖心か反抗心しかうまれないでしょう。

彼は何が間違っていたのか、自分で気がつかないといけません。

 

その過ちをどうやって正すのか、失いかけている信頼をどうやって取り戻すのか、

自分で答えを出さないといけません。

 

マネージャーTにそれとなくシグナルを出すと、彼から連絡がありました。

 

彼は「誤解を解くのではなく、筋を通さなかったことを謝りたい」と言って事務所に来ました。

 

彼が筋違いと言っているのは事務所を通さず、岡崎に直接、打診したことですが、私はさらに付け加えました。

「なぜ、岡崎なのかが説明できていない。岡崎に対して、そのマネージメントをしている事務所に対して、失礼です。

君はプロデューサーとしても将来を考えているんでしょう。

 

それなら尚のこと、誰かにオファーをする時には、その人でなければいけない理由を

事務所側には企画意図、内容は伝えなきゃね。

 

誰でもいいけど、言いやすかったからとか、一番若いからとか、そんな理由ではないとは思うけども、そんな風に受け取られかねないよ。

 

今時と古いと思うかもしれないけど、ラインで深夜に打診するのも間違っている。

 

打診はメールか電話でアポを取って、相手方に足を運んでするもの。」

 

彼はただ、ただうなづいています。

 

「そしてね、謝り方。

 

君はラインで私に冷たくあしらわれた時、焦ったろ?どうしよう。まずったなって思ったでしょ。

そして次の日もどうしようって多分思った。どっかで謝らないとって思った。

 

でも丸一日、何もアクションしなかった。

 

このことに私は更に失望しているの。

 

過ちは誰でもやっちゃう。でもその時、どうするか。

真価を問われているのはそこ。

 

どうしたらいいのかって考えているうちに、リアクションできるタイミングを失って、

まぁいいかって思ってしまう。

 

そうやって逃げるところが君にはある。

 

それで傷口広げてきたはず。違う?

 

今度、君に会うまでの、私の中の君は筋違いしたけど、ラインで”すみません”って一言で済ませたアホ、

岡崎にオファーしたけど、返事もらえなくて簡単に諦めたバカ、で留まるんだよ。

 

なんのきっかけで信頼を回復できると思う?

 

謝ることで信頼を回復できるチャンスを君は失いかけたんだよ」

 

法律に違反したわけじゃない。

反道徳的なことをしたわけじゃない。

 

「筋違い」って難しいかもしれない。

けれども、特にこの業界、お互いの信用・信頼で成り立っているから「筋違い」には過敏くらいがちょうどいいのです。

 

「筋違い」やってしまうことはきっとある。誰にでもある。学校で教わらなかったしw

けれども、特にこの業界、謝り方で「筋を通す」ことができるから、もし「筋違い」に気がついたら、迅速に過剰なくらい謝った方がいいのです。