知り合いの知り合いのラーメン屋さんで、シンガポールチームとの先日のロケの出来事をお話ししましょう!
時間短縮とロケのお礼の意味もあって、こちらの店舗でランチを取りました。
私たちスタッフは合間を縫って、ラーメンやチャーハンをあったかいうちに食べられたのですが、
監督やカメラマンやキャストはそういうわけには行きません。
それでも、お腹がぺこぺこの監督とカメラマンは
ちょこちょこ食べながら、撮影を進めていましたがw
2時間の撮影が終わり、撤収しようと片付けているとき、やっとキャストが
汁気を全て吸ってしまったラーメンをぼそぼそ食べて始めました。
その時、プロデューサーRが手付かずの油そばのようなラーメンが一つ残っていることに気がつきます。
私は石のように固まったチャーハンに気がつきます。
Rが監督に食べないか?と聞くと、監督はもう食べたよと断ろうとします。
Rはそれでも「食べないか?」と聞くと、監督は何かを察した様子で、
シェアしよう!と言って、Rと二人でラーメンをやっつけました!
私がカメラマンのショーンに
「このチャーハンはショーンのだよね?」と聞くと
ショーンは自分の分はもう食べたと主張します。
私は「このチャーハンはショーンのだよね?」とショーンの返事を無視して、もう一度聞くと、
監督も「そうだ!ショーンのだ!」と言いますw
ショーンはラー油をジャバジャバとチャーハンにかけてお茶漬けのようにしながら平らげました!
キャストは私に餃子は要らないか?といいます。
餃子は正月の固くなったお餅のように見えます!
全部で5個あります。
私は2個、お酢をかけて、やわらくして食べました。
すると、ラーメンを食べ終えたキャストが餃子は要らないかとまた、聞きます!
残りの餃子もお酢をかけて食べました。
中国に(彼らは中国系シンガポール人です)食べ物を残しては失礼という文化があるかどうかは知りませんが、なんか嬉しかったです。
撤収の準備が全て整った時、シンガポールから来たキャスティングプロデューサーのFが私に
"Can I have two hot tea?"と聞いてきました。
正直に言うと
(何よ!時間、押してるのよ。もう、呑気なんだから!)と思いました。
お店の方に頼んで熱いお茶を用意してもらうと、
彼女はサンキューと受け取って、食事を終えたキャスト二人のところへお茶を持って行きました。
やられた!と思いました。
こう言う気遣いができる人間にならなければ!
反省しきりです(~_~;)