昨日のオーディションで予想外の質問をされた長谷川葉生に応えていたら、これはみんなが知っておいたらいいことなんじゃないかなと思ったのでblogに書くことにしました♪

人間は質問されると答えなきゃいけないって反応してしまいます。

 

なので「なんで?なんで?」と聞かれると非難されているようにすら感じることがあります。

 

案外、質問者は単なる興味本位で質問してたりすることも多いんです。

 

オーディションや監督面談でいろんなことを聞かれます。

 

役や映画に関することを聞かれたら、それなりに答えを用意しているはず

(前もって準備していない人は「俳優」を職業としているとは思えません。)

 

でも質問する方としては用意された答では面白くないことが多いものです。

理論武装しちゃっててホンネを聞けてる感じがしないから。

 

というより、言い方の問題で

前もって用意しているってことが分かるのがダメです。

 

ちゃんと質問の意図を考えて答える(考えてる風を装ってでも構いません)のがミソです。

 

それ以外に質問に答える方法として

真意を測る前に同調する。質問返しをする。一緒に考えるなどがあります。

「どうしてバナナって黄色いの?」って聞かれたら

「ホントだね。バナナって黄色いね。どうしかなぁ・・・」続けて、
「他に黄色いものって何があるかなぁ・・・」と切り返す
「わたしも分からないから、一緒に調べてみますか?」と質問に乗る。

「どうしてバナナって黄色いんだろうって疑問に思ったのですか」

「どうしてバナナって黄色いですかって私に聞こうと思ったのですか」と質問の意図を聞く。

「そうかな。。。黄色いとは限りませんよ!青いのも黒いのもありますし。。。」同調しない。
「中身はしろいですよ!」

まとめると質問の真意が分からなければ、聞く。それとも真意を想像して話す。それとも質問の表面上の意味に対応する。

のどれかですが、

大事なのは自分の人となりを伝えられるような「話し方」声のトーンやリズムに注意して、できれば自分のの得意な話題につながるように質問を引っ張っていくのが正解だと思います。

質問されると慌てて答えたり、何も話せなくなったりしますが、

あなた自身がなんで?なんで?って繰り返されると言葉に詰まってしまう、つまりあまり深い理由もなく行動していたり、話してたりするのが人間ですから、

 

質問している側に質問そのものにそれほど重要な意味などない場合も多々あります。

 

オーディションや監督面談の質問は学校のテストではないので正解などないのです。


オーディションや監督面談で求められているのは役者の在り方の本質をみたいのですから、

質問に答えると言う行為を通して人間性を伝えているという認識を忘れないことが大切ですね。