金曜日はシアターカンパニーJACROW「焔」(ほむら)

JACROW(公式HPより)

2001年、旗揚げしたシアターカンパニー。「大人が楽しめる小劇場」をコンセプトに、社会的な問題をテーマとしたリアリティある会議劇を得意とする。現在、メンバーは5名。
2009年サンモールスタジオ年間最優秀団体賞。

  • 中村ノブアキ(代表・脚本家・演出家)
  • 吉水恭子(俳優・脚本家・制作)
  • 谷仲恵輔(俳優)
  • 高嶋みあり(俳優・制作)
  • 小平伸一郎(俳優)

メンバーの高嶋みありさんが私の元同僚。

 

吉水恭子さんは鳥谷宏之が客演したイノセントスフィア―の「悪党」の制作さん。

ということで仲良くないわけない、つまり、とっても仲良くさせていただいている劇団さんです。

 

谷仲恵輔さんは演劇で一番観た俳優さんかもしれません。

真摯に必死に、俳優業にまい進している方です。

 

今回の「焔」では

前出の「悪党」で鳥谷宏之と共演した狩野和馬さん

 

家族草子「ピンクのカーネーション」で共演した福田真夕さん

高まる期待の中、駅前ではない駅前劇場へ向かいました。

 

JACROWのテーマ「社会的な問題」、今回取り上げたのは「働き方改革」

雇う側も雇われる側も

雇用関係とは無縁の人でも、ごくごく近親者には必ず雇用関係にある人がいるのだから、

 

社会的な問題と言うよりは皆の問題です。

 

もちろん、ミッシングピースの問題でもあります。

 

もう一つ「会社による品質偽装」を第二のテーマにしていて

(パワハラ・セクハラなどハラスメント問題も大いに含まれていました……)

こちらもミッシングピースのテーマだなと感じながら観ていました。

 

どこか社会見学しているような感覚もありました。

 

リアリティがあるからだと思います。

 

冒頭の演出に度肝をズドンと抜かれたと思ったら、

ラストシーン近くで更に強烈にズドドドーンとやられました。

物語がちょっと清涼感のある終わり方に向かっていて

あー、よかった!って安心して物語が提示している問題から心を背けようとしている観客に「アナタの問題ですよ!」と逃がしてくれないのです。

 

今回は主宰の中村ノブアキさんが司会を務められたアフターミーティングがありました。

作品の理解を深めることを目的に、JACROWメンバーとお客様とが相互に意見交換をするトークイベント*公式HPより

これも皆とこの問題と向き合いたいと言うJACROWの姿勢ですね。

 

中村さんは働き方改革について総論で賛成、各論は……とおっしゃっていました。

 

私はワークアズライフなので、私には働き方改革は不要です。

だから、あんまり関心が無かった。

 

でも「焔」を観たら、

「働き方改革」「セクシャルハラスメント」「パワーハラスメント」「逆パワハラ」「品質保証」

「会社って何?」「働くって何?」「家族って何?」「プライドって何?」

そんなことを我がこととしてミッシングピースのこととして、今も考えています。

 

答は……

きっと、総論では「ある」けど各論では当てはまらないこともあるだろうと思っています。

けれど、各論では当てはまらなくても総論は考えないといけない。

総論が出来てもそれは未来永劫ではないだろう。

 

そんなことも考えています。

 

 

表現方法は違えど、自分自身と向き合うことから逃れられなくなる舞台を2日続けて観て

結構、キツイ💦

 

ただ、演劇の持つ力を再確認できたことは有りがたく、

 

俳優マネージメントの仕事の意義を考えずにはいられません。

 

今日から新年度です。新たな気持ちで我が立場、役割と向き合いたいと思います。

(文中で使用した舞台写真はJACROWのHPよりお借りしています)