春に作る新しい面子を加えたボイスサンプルのために
一人1時間の個人ボイスレッスンを週に2回程度(各人にとっては隔週1回程度になります)
行うようになって、2か月が経ちました。
*新しい面子とは、ミッシングピースの俳優で、前回のサンプルにクオリティ的に間に合わなかった俳優と、まだミッシングピースのHPに載っていない人達です。
いつもは講師とボイス部門の責任者、プレイングマネージャーの金沢沙耶(ドンドン、肩が来た増えちゃう(笑))、二人対俳優でレッスンしています。
時々、見学に行き、自分なりの気づきを伝えてきました。
私は良くしゃべるし、脱線するし、そもそも教える人が複数いると混乱するかもしれないし、講師の立場も悪くするかな、邪魔かな~って思うこともあるのですが、
昨日は2か月の進歩を確認したかったので(クオリティに達していない人は春の収録に参加してもらうわけにはいきません)4人全員のレッスンに10分ずつくらい、参加しました。
金沢から聞いていた伸び悩んでいる俳優たちはどうなっているのか。。
*昨日、参加していた岡崎ゆう
(待ってる間、二人で小声で雑談してたら、「お静かに」と叱られちゃいました(;゚Д゚))
あれ?いいじゃん!?
別室で、金沢に聞いてる話と違う、中々良かったよと聞くと
「今日は、みんな急に良くなってきているんですよ💦」
人は伸びるときは坂道を上がるように伸びるのではなくて
階段を上がるように急に次のステップにあがるのですね♪
私のディレクションはと言うと。。。
蕎麦屋さんのCM原稿を読んでいるYに
「それって蕎麦屋の店員さんが読んでるって想像してる?」
Y「・・・ハイ、分かります!」
「どんな店?」
Y「和風の、しっとりとした・・・」
「あ、そう。じゃあ、アナタは何着てる?」
Y「着物です!」
「そう。で、そのアナタが説明してるうどん、どんなうどん?」
Y「アサリがいっぱいの、こう、こう・・・」
(丼ブリにこんもりのアサリを手で表していますw)
「で、そのメインのさ、最後の一滴まで磯の香りってあるやん。
それ、どういう意味」
Y「磯の香りが、出汁を飲み干す最後の一滴までって言う・・・」
「言葉の意味じゃなくてさ、なんか私は、分子レベルまで、陽子レベル?細胞レベル?ま、なんでもええねんけど、それくらいのレベルまで磯の香りやと思うネン(^^♪」
Y「!!」
ディレクションには色々あって、ナレーションの現場の場合、
音の高低、強弱、ニュアンスなど15秒、30秒の原稿の一言一句、チェックが入る場合があります。
一方で、ディレクターの言葉で
「もうちょっと、ホロホロって感じなんですけど」「たくましくなんです、強くじゃなくて」「汗かいてる感じで」など
それを声で表すってどういうこと?と言うような表現で指示されることもあります。
現場で何となくしか把握できないディレクションや
一つの注意に集中するとOKもらっていた他が出来なくなってしまう現象に
ウロウロ、オロオロするのは目に見えています。
そういう時に、原稿の状況、落とし込んでいるとブレずに救われます。
「一瞬」の頭の音「い」がうまく発音できていないと指摘され、直せないMの場合。。。
「原稿を持って顔を上げて読んでみない?」
彼女は原稿を机の上に置いて読んでいます。
「人によると思うけど、下を向いて読むだけで、
そうか、Mは真面目だからかなw
暗くなる、自分の世界に引きこもりがちになる人がいるからさ。
それと、アゴの動きが制限されて口の開きが鈍くなってるように見えるし。
なんだったら、立ってもいいと思うよ。視線が変わるし、
足で踏ん張ってる方が、おなかから声出ない?」
Mは顔を上げ原稿を読みます。
合格~~♪
次の原稿は立って読んでいました(笑)
HPにVOICEページを作ろうってことになり、ますます充実してくるボイス部門☆彡
やる気がみなぎります!!


