1月6日に映画を切り取ったような写真を撮りたいとムービーカメラマンSに相談し、
1月9日にテストケースとして鳥谷宏之を撮影してみて
1月10日にカメラマンSと話し合い、Sが帰国する(Sは外国人です)スケジュールの取れる10人の撮影を敢行しようと
諸々、手配して1月11日から強行軍で始めた撮影が昨日、終了しました。
初日は野川慧
そして岡崎ゆう
2日目は多田昌史
田中日陽里
3日目はイワゴウサトシと
萬歳光恵
毎晩、深夜に届く撮影に臨んだ俳優たちの深層をえぐっているような写真を見るのが辛くなる時もありました。
Sは彼らの思い出の地、あるいは思い入れのある場所に連れて行ってほしいと彼らに頼むそうで、
もう、その瞬間から、彼らは自分の思い出や思い入れと向き合うことになっているのが容易に想像できます。
恐らくは
「俳優って何?」
「なぜ、俳優を選んだんだ?」
「それはどこから、いつから始まったんだ?」
「そして、私は(俺は)何処へ向かっているんだ?」と彼らの自問自答が聞こえてきます。
4日目は辻香音と
鎌倉梓
陽光が彼女らを照らしてくれてよかった。
自分を受け入れ、一歩一歩進んでいる足音さえ、聞こえてきそうな気がします。
川面の流れに思考を委ねる金沢沙耶の面立ちに母性を感じました。
プレイングマネージャーとして俳優と接しているからこそ垣間見れた彼女の一面です。
池田香織
写真のタイトルを私が付けていいなら「自負」ですかね。。。
知人が
「俳優さんって大変な仕事よねぇ」と言ったことを何度も思い出したこの5日間。
彼らが愛おしくて仕方がない。