昨日はクローズドのミッシングピースのワークショップでした。
講師にお招きした方のノウハウをここで何もかも紹介するのは憚られるので、
キーワードを一つ
それは「呼吸」
「吸う」「吐く」その間には「止める」だったり「飲む」だったり、いろいろあるわけです。
コンピューターも2進法:0と1で何もかも出来ているのですから、
「吸って吐いて」には創り出す無限の可能性が秘められているのですね。
「息」の慣用句を調べると
息が切れる 息が合う 息が掛かる 息が続く 息が詰まる(息を詰める)
息が通う 息が長い 息つく 息もつかせず 息を入れる 息を引き取る
息を凝らす 息を吹き返す 息を呑む 息を弾ませる 息を抜く
息を殺す 息を潜める 息を継ぐ 息を詰める 息白し
息の根を止める 息筋張る 息精張る 消息を絶つ 呼吸を合わす
呼吸を呑み込む 呼吸を計る
こんなにありました!!
Bump of Chickenの「Spenova」で
「鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていたこと」というのがあります。
セリフや演技に囚われて根幹にある呼吸を大切にすることを忘れていました。
感情を素直に受け取れば表現できていることが計算や企みで怪しくなっても
呼吸でコントロールすることが出来るのだと言うロジックが
(ロジックと呼ぶにはあまりにも奥深いので、奥義と呼びたくなります)
参加した俳優たちの腹に落ちました。
俳優たちに息を意識させていくうちに、俳優たちの息をコントロールしていく講師の手腕は感嘆に尽きて、
「息を合わすこと」でWSの場を掌握しきっていた空間の中心にいる彼はマジシャンのように見えました。

