皆さんはオーディションの合格率はどれくらいだと思われますか?
これが、嫌になるほど、受からないものなんです。
一つの役に書類選考の段階で100倍とか、ざらにあるケースで、
オーディションになっても20倍、30倍も当たり前ですし、
監督に気に入られても、クライアントが気に入らないこともあり、
キャスティングが絶賛してくれても、他のキャストとのバランスで不採用になることもあります。
加藤 啓は「審査はいつも理不尽なものです」と言い、
(加藤は役つくりでひげをそりました。金沢沙耶と女優修業中の小田原華乃さんと「きゅうりの花」の終演後パチリ)
池田香織は「10本に1本決まっても、高確率ですねー」と言います。
(池田、十八番の「Catch the wave『こだわりナビ』」の決めポーズ)
先日、オーディション帰りに事務所に寄った野川 慧は言います。
「オーディションって手ごたえあっても受からないし、手ごたえ無くても受かるし。わかんないですよね」
(舞台「川辺市子のために」から)
池田文庫の本を読んでいた鳥谷宏之が答えます。
「オーディションの手ごたえって、オーディションを仕切っている人の反応のこと?
決める人じゃないからさ。オーディションする人って、せっかくオーディションに来てくれたんだから、楽しんで帰ってもらいたいって言う優しい気持ちがあるんじゃないかな。
『他にない?こんな感じでやってみて?』って言われると俳優はそれを手ごたえって感じるんだろうね
対策とか無いんじゃないかな。いろんなケースがあるしね」
(イノセントスフィア公演「悪党」より)
野川「そうか。。。そうですね。やっぱりそうですよね!」
納得したようです。
女性上位のミッシングピースで兄弟のようないい関係の二人です。
他の俳優もオーディションを受けると私にlineしてくれることが多いです。
例えば、辻香音は。。。
(インスタ https://www.instagram.com/yuuuukaa0819/ より)
「M社のオーディションで要望に応えて、ハチャメチャに叫んで踊り狂って史上最高に疲れるオーディション終えてきました笑
すごく楽しかったです✨笑笑
何度かオーディションを受けていくうちに、作り込んで挑む自分よりも、自分らしく楽しでいる瞬間を切り取って欲しいなと思うようになってきたのかなぁと感じています^ ^」
オーディションに行ったら「聞いていない」指示に戸惑いながらも立ち直った
笠木ゆきのは。。。
「通らなくても、何か残せてると思います。
ピンチはチャンス。すごく学びの多いADでした」
鎌倉 梓は。。。
(最近、音読ツイッターを始めました!https://twitter.com/comeacrossazoo )
「昨日のCMオーディションすごく楽しくできました!残るといいなぁ。
そんな感じです!
楽しむスイッチの手ごたえをこれからも丁寧に感じていきたいです」
「手ごたえ」みんな色々、考えているようです。
オーディションは私の経験からすると、
受かりだすと受かる、外れだすと全く受からないケースが多いです。
受かるとポジティブな雰囲気を身にまとえるのかなと思うこともありますが、
加藤が言うように「審査は理不尽」なので、
日々の結果に一喜一憂せず、未来と自分を信じて粛々と精進するしかなく
それが俳優の俳優たる所以なのだと思います。







