「庄原市子ども未来広場計画」から見えてきたこと③ | 松本みのりとつくる会~しあわせ循環の町庄原

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「庄原市子ども未来広場計画」から見えてきたこと③

 

市議さんの間で話の出ていた、「休日診療所を小児科診療所としても活用出来ないか?」という案に共感し、実現の可能性を調べるために、年末から年明けにかけて、色んな方にお話を聞いて回りました。

 

市役所でお話を伺うなかで、小児科医の先生は、開業に向けて、院外処方を担当する予定の薬局さんと一緒に動いているので、その用地もないと厳しい。と聞かされました。

でも、そのお話のついでに、庄原日赤と休日診療所の間の空き地を、福山の薬局が、いつか日赤が院外処方になった時のために、確保されているとの情報をいただきました。

 

その薬局へのアタックを決め、不動産の仕事に関わる人に頼んで、その土地を所有している薬局を調べてもらい、連絡を取りました。

薬局さんにしても、いつまでもその土地を遊ばせておくのはつまらないはず。

 

まずは、

①もしも、休日診療所に、小児科医医院が併設される場合、薬局の開局を考えてもらえるかどうか。(小児科医の先生は、勤務医なので、今一緒に動いている薬局との関係は、そこまで濃くはないのではと考えました。)話を聞いてみる。

②庄原日赤が、この先も院外処方を検討しないのかどうかを日赤に当たってみる。(日赤が院外処方になれば、開局は確実。)

③日赤に院外処方に切り替える意思が全くなく、福山の薬局さんにも、日赤の院外処方以外に開局の意思がないのであれば、小児科医の先生と組んでいる薬局さんに、土地を譲ってもらえるように、福山の方と交渉してみる。

 

の3つの方向性を考えてみました。

 

事の概要をお話しすると、福山の薬局の担当者の方は、一市民からの投げ掛けにも関わらず、時間を取って、庄原まで話をしに来てくださいました。

 

①についてお尋ねしたところ、

薬剤師さんが1日に扱える処方箋は40枚までと決められているが、実際に出来るのは30枚くらい。院外薬局を2人体制でやろうとすると、1日に、50〜60人くらいの患者さんが欲しいとのこと。

 

果たして、庄原に小児科を開業して、1日何人ぐらいの患者さんが見込めるのか?その外来予測を出す計算式があるとのことで、後日、丁寧な調査報告書をまとめて送って来てくださいました。

 

車で30分、60分を来院範囲として、『小児科』を標榜する医療機関全てを競合医療機関として患者予測を立てていただいたところ、

1日の外来予測数は、なんと16.3人

 

開局は相当に厳しいとのお話でした。

 

この数字が本当なら、小児科医の先生と動いているコンサルタント会社や薬局も、開業に向かわないはずなので、実際には、もう少し数字は上がると思うのですが、確かに50〜60人も患者さんを集めるのは無理がありそうです。

 

ちなみに、小児科医2人体制の庄原日赤の小児科で、1日平均52人くらいの患者数だそうです。

 

ますます、高いお金をかけて、診療所を新築してやっていけるのか?日赤の目の前の休日診療所の方が、連携も格段に取りやすく、メリットがあるのではないかと思うようになりました。

 

 

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