高齢者の持てる経験と知恵を、しっかり引き出し生かしたい | 松本みのりとつくる会~しあわせ循環の町庄原

松本みのりとつくる会~しあわせ循環の町庄原

この町に暮らし続けたいと願う人が
暮らし続けられる環境を100年後にも残すために。

段々と、ウォーキングからジョギングになりつつある松本です。

昨日、今日と、庄原市口和町の中でも、高野町に近い、竹地谷というエリアを回らせてもらっています。(写真のように、まだこんなに雪が!)

 

 

行く先々で、色々な話を聞かせていただきますが、車に乗らない高齢者の方は、買い物や通院のための交通に悩まれていることがとても多いです。

 

昨日は、一人暮らしで、窓際のベッドに横になりながら、沢山の漫画本を読みながら過ごしているおばあちゃんに、しばらくお話を伺いました。

 

娘さんが、お孫さんのお世話で忙しくする中、数日に一度食料を届けに来てくれること。

大量の漫画本も、娘さんが持ってきてくれたものということ。

入院などで、足が悪くなり、寝ていることが多く、することがないので、漫画本を見て気を紛らわせていること。

民生委員さんが男性なので、なかなか話しにくいことがあること。

バスは、朝一本出て、帰りは夕方の一本しかないから使えないし、
出かけようにも料金が高くて、バカにならないし、(旧庄原市まで出るのに往復3000円近く掛かるそう。)降りた後のことにも困る。


隣町の子どもさんに頼むにも、ガソリン代くらいはと思うとそれも負担。
この世は何でも金よ〜!と。

 

口数の少なそうだったおばあちゃんも、

「1人が困っていることは、他でも誰かが困っていることだったりしますよ。困ってる人に伝えてもらわないと、娘でもわからないことがあるから、遠慮せずに伝えた方がいいですよ。他の人も助かりますよ。」

とお話したら、

「そうよ、元気な人には分からんことがあるんよ。」

と、徐々にたくさんお話して下さいました。

 

 

地域のお年寄りに、「金がなくちゃつまらん」と言わせてしまってはいけないと感じました。

 

あらゆる知恵と力を集めて、サポートする方もされる方も「良かった。」と思える解決策を見つけたいです。

 

しばしのおしゃべりの後、ベッドの頭上に素敵なほうきが掛かっていたので、気になってお聞きすると、お母様が手作りしたものとのことでした。きびの穂を徐々に束ねて作るのよ。みんな手作りしてたわよ。と少し元気が出た様子で話してくださいました。

 

まずは、おばあちゃんにほうき作りの先生を引き受けてもらう代わりに、タクシー役をさせてもらうというのも一手かなと思いました。

 

高齢化社会バンザイ!と言えるぐらいに、高齢者の持てる経験と知恵を、しっかり引き出し、生かしたいものです。

 

 

松本みのりとつくる会~しあわせ循環の町庄原~

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