暑そうな青空。
バナナが元気。
バナナがなっている。
どんだけ南国、ここは。
アイスクリームバナナ、耐寒性はマイナス5度。
葉っぱの間に半分の月。
蜘蛛の糸もキラッと。
青空も月も葉っぱも蜘蛛の糸も美しい。
気分が上がる。
でも、下を見れば草ボウボウ。
そしてわたしは途方に暮れる。
いつもの朝ご飯。
ひとりのご飯なんて、そこそこ栄養があって考えずにサクッと食べられたら上等。
うん、そう思う。
毎回ひとりだと、適当になるとどこまでも適当で栄養失調まっしぐら。
リンゴ、つがるが並び始めた。
リンゴの季節の始まり。
北海道産の生サンマ、Mサイズが1本429円。
もっと安くなったら、焦がしすぎないように丁寧に丁寧に焼こう。
間違っても、お高い魚をバーベキューではよう焼きまへん。
老人会のイベントに出かけた。
本日のお題は、エンディングノートの書き方。
資料一式提供は葬儀会社、解説も同社営業社員。
なるほどね。
「あなたのご葬儀について事前相談をしておきましょう」
安心してね、間違ってもお宅のお世話にはならないから。
ぼったくった30万円、返してよ。
10年後にはほぼいなくなっている我々の前で、教えてあげますという体で営業。
家族葬は損ですよ、って。
後ろめたいのは分かるけどヘラヘラしてないで誇りを持って講演するべし。
尊厳に関わることなんだから、真剣な態度でお願いしますよ。
老人会相手と見くびった態度の講師に気分悪く、姐御に挨拶して1階に下りた。
班長さんが後ろから声をかけた。
「私もフラダンス教えてください。男のもあるんでしょう?」
「ありますが、ほとんど裸なので先ずカラダを作らないとですね」
「腰蓑みたいなんですかね。そんならボディービルに通わんと」
フラをやっていると分かると揶揄するような態度を取られることがある。
この班長さんのゆったりとした言葉遣いには失礼には感じられない上品さがある。
わたしの悩殺フラを見て怖じ気づかずに最初に声をかけたのがこの人だった。
「あなたはダンスの先生をしているのですか?」
先に質問されたのでよく覚えている。
七夕の願い事に額田王の短歌を書いたのもこの人だった。
熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな
「額田王の詩を書かれたのでしたね。驚きました。お好きなのですか?」
「実はボランティアで道後の観光ガイドをしてましてね。7月が額田王でした」
「そうだったんですか。熟田津から出征する船を見送る勢いのある詩ですね」
「今の三津浜ですが斉明天皇が白村江に出征するとき2ヶ月も船を留めて」
「白村江と言ったら、百済ですね」
「そうです。百済の再興のためにまず筑紫に向かいましたが崩御されて」
「中大兄皇子が指揮する船団は白村江で大敗したのでしたね」
「そうです。唐と新羅の連合軍が勝ちました」
「わたし、昨年、太宰府の水城跡に行きました」
「おお、水城に行かれましたか。それは珍しい」
「堤防の上でおにぎりを食べました」
「ずいぶん自由なご旅行ですね」
「ひとりだったので好きなようにスケジュールを立てられました」
「オンナのひとり旅、ですね。ええですなぁ」
雨不足と猛暑で柑橘がパクッと割れる。
台風10号は頭上を通る予定。
いきなり雨が降るとパクッパクッと割れてしまう。
紅まどんななのに、惜しいなぁ。
暴風でバナナは縄暖簾のようにバサバサになるだろう。
折れるかも知れないし。
頑張れ、バナナ。
このブログを始めて今日で3年目に入った。
赤い服を縫って始め、青い服を縫って2年目に入った。
3年目の今日は紫の服を縫う予定だったけど、4時間も電話に付き合った。
2年間よく頑張ったと思う。
今夜は、祝杯。
と言っても可愛いもんですけど。
読んでくださる10名ほどの皆様、いつもありがとうございます
明日もお健やかで良い一日になりますように🍀