西部劇の中で特に変化がみられるのが、インディアンの捉え方です。
最初の頃は、ただ悪者であり、やられるのみでした。
次に、部族間の争いを利用し、騎兵隊がスカウトとして雇います。
色々な戦いの中から、戦術家として優れたインディアンも現れ、
部族の統一で、カスター将軍率いる第7連隊を撃破します。
そして、彼ら個人や部族を主人公とした物語が現れ、先住民としての評価を
受けるようになります。
神様が土から人間を創るとき、生焼け(白人)でなく、焦げすぎ(黒人)もせず、
最もよくできたものが先祖であり、自然を受け入れ、
自然の中で暮らすという彼らの文化は映画の中だけでなく、
大事に残さないといけないと思います。
同じように、黒人に対する変化もあります。
始まりは、奴隷からですが、よき使用人として、老人や老婆が出てきます。
そのうちに、知識を持った黒人が現れ、アメリカでなくヨーロッパの方で恋愛や結婚相手になってきます。(開拓してきた俳優はシドニーポアチェ)
アメリカでは、まだクリスチャンで、白人に対して害のない良い人でしか
ありませんでした。
が、専門知識を得て、教師になったり、技師になったり、
ほぼ、白人と対等になってきます。(代表的な俳優はデンゼルワシントン)
そして、刑事ものでは白人よりレベルが高くなりますが、騎兵隊の時代から
第2次大戦の時代でも、役柄は軍曹どまりです。
しかし、近時の湾岸戦争では参謀や将軍が現れ、
今や大統領まで至っていますね。