ドイツ、ドイツ国歌とハプスブルグ | ヨーロッパ流 plus A to Z

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ヨーロッパ流。
まずは、上の曲を聞いて見て下さい。

この曲はフランツ・ヨーゼフ・ハイドン(Franz Joseph Haydn)の作曲です。
ハイドンの詳細はリンクからご覧下さい。彼はドイツではなく、オーストリア生まれでオーストリアの西側ニーダーエスターライヒ州のエステルハージ家に長らく仕えていた作曲家でした。
晩年オーストリア(結果的にハプスブルク家最後の皇帝)皇帝へ捧げる曲として、皇帝讃歌「神よ、皇帝フランツを守り給え」を作曲しました。
その名の通り、この曲はオーストリア皇帝へ捧げられるはずでした。

ところが、第2次世界大戦が勃発し、オーストリアはヒトラー率いるナチス・ドイツにあっと言う間に併合されてしまったのです。
当時ヒトラーは芸術に興味関心が強く、「神よ、皇帝フランツを守り給え」を気に入り、そのままドイツ帝国国歌としてしまったのです。
終戦後、オーストリアへ国歌の返還という話しもでたようですが、ドイツ国民にとっても、なじみある曲として浸透してしまっていたことから、現在もこの曲がドイツの国歌となっているわけです。

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