バレエ留学時代 ① | あるがまま 日記

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あるがまま ひとり親の今をつづろうと思いました
時折,健忘録になるかと思いますが、物事は練習でカバーできるという自身の調節になると思えます
見てくださった方 ありがとうございます

自己紹介なども含めて知って頂けることから勇気を持って書いています。


若い頃は、クラシックバレエでイギリスのバレエスクールへ留学をしました。


私は身体は158センチと小柄ですし、バレエで美しいダンサーと並ぶと、バレエリーナといえる程の身体の条件などありませんでした。


特につま先に問題を抱えて日々、鍛錬することで回りの筋力を活用しつつトレーニングをすることで保てるくらいの感覚ですね。


始めたのは14歳と遅かったですが、幸い小さく成長がユックリでしたので、年齢に問題なくSkillを磨くことができました。


日本では、宝塚歌劇団で活躍された先生師事の元、厳しくも愛情を持って伸ばしてくださり、色々なバリエーションなどに挑戦させて頂きました。


中学から始めたバレエが大好きで、また、幼少期からピアノを習っていましたので、音感だけは後発的にも自然と備わっていたので、ダンサーに大切な音楽性は好きこそものの上手なれという言葉があるように育ちました。


留学の際に、まずはオーディションを経て学校から推薦を得なければ行けません。


年齢もギリギリに差し掛かるので、両親にお願いをしてオーディション数回受けました。


何回かは、不合格でしたが、最終は楽しんでクラスを受けていること。

また、技術も、バレエスクールが成長を続けてプロフェッショナルに育成できると判断してくださりました。


何より、明確にバレエを学びたい意識が伝わり、家族から離れて1人で励めることへ賢いから考えて頑張れると思う。


と、キッカケを頂けました。


留学まで、若い頃でしたので、バレエだけ頑張れば大丈夫。

と思っていたので英語も出来ませんでしたし、荷物を準備して、とにかく行けば何とかなる。


という発想でしたが、現地へ行くと、試練が数多くありましたし、細かい配慮を考えて行かなければ生活すら困難に見舞われるので、生き抜くSkillも覚えていけたと思います。


数多い国籍の方々がいらっしゃり、思っていたイメージとは違う世界観で楽しくいれたのは数ヶ月で、洗礼もありましたし、泣き言が言える状況ではなかったです。


体調不良になることもありましたし、始めての一人暮らしがロンドンなので、若い頃の勢いで乗り切れたと思えます。


そして、ドイツなど海外のバレエ団を受験する旅に出掛けたりもしました。


今のようにSNSが普及している時代ではないので、英語の電子辞書だけで何とかしていました。


電話も両親へ1週間に一回が限界で、心配するので、心で泣いていることも隠して会話をしていた記憶があります。


王立ベルリンバレエ団など受験しましたが

ワークパーミットという壁がありますので現地で本当に職業として活躍するまでに、ダイレクターの求めるダンサーは、やはり身長が欲しいと、ビザも労働者で雇用するのに費用がかかるという外国籍を入れたいとは思えない。


などなど厳しいことだらけでした。


スクールのバレエ団で公演が得られるだけでも凄く有り難いことだと思いました。


ある時に真面目に頑張りすぎる私は、過緊張で突然、自律神経がバランスを崩してしまいます。


とにかく、どれだけハードなバレエクラスを3つ受けても汗が出ない。


といった状態で日本へ帰国を考えます。


その頃合いに、両親が経営している会社も困難な状況になり、阪神・淡路大震災という自然災害の脅威を感じながら、ロンドンで何もできないという無力感でひたすら焦るだけでした。


両親はいよいよ大変になると思い、母親には二度と日本に戻るな。


もう、イギリスロンドンで何とかしなさい。


という心配からの本気の泣き言を感じたとき。


日本に戻ろうと選択しました。


日本で大きな病院で、皮膚科を受診しても、

珍しい疾患です。

病名に、キミの名前が付いちゃうかも。


と、原因不明でした。


また原因不明というのが治るかも分からない状態ですのでメンタルも落ちました。


太陽などの日光を今後避けて、日中は出ればいと思えばいい。


日焼け止めをして長袖で真夏でも過ごすように伝えられたときはショックでした。


ですが、幸い、緊張から壊れていたのか、

漢方薬を飲み続けてリラックスすることで、汗が出る状態になり、少しづつ回復できたことで安心した記憶があります。


バレエで教わったこと、また、体幹トレーナーとしても伝えたいこと。


まずは、怪我予防をするために、自分自身の身体の可動域であったり、長所と欠点を知ることから掴み取ることが大切です。


そして基礎は、勿論大切ですが、ひたすら言葉で飛ぶ指導の意図が、多少ですが、一致していないことがあります。


上体を引き上げて真っ直ぐ立つ。


どのように、上体を引き上げているのかをイメージ意識が持てなきゃ、分からない。


こんな風にトレーニングをしていくと、何を得られるかを、自分自身で体得をして掴み取る必要があるので、


間違ったトレーニングや、イメージを紐解き、覚えてから実施するまでの流れを繰り返して身体で覚えていくことになります。


学問のように学び、知識を得て活用する。

とは、違い、どちらかといえば楽器のようにイメージできるものを創造できるのがダンサーです。


なので、身体の使い方は基礎を通過して鍛錬しながら磨き上げて作品になるという発想ですね。


音楽性や立体感、立体的に動くことが出来なきゃプロフェッショナルのプロセスを踏んでも、レパートリーになると、躓いてしまいます。


そして感性を経て、素晴らしいダンサーから教わり、同じ場所でバレエクラスを受けられる環境は励みになりますし、


そんなイギリスロンドン時代で学べたクラシックバレエは、原動力として視点としても、


今でも活かして活動しています。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。


感謝です✨