ある閉ざされた雪の山荘で ☆ 単純に楽しめる舞台劇

昨夜の消化不良には こういう作品が効果的と期待して 連日のグランドシネマサンシャイン池袋、   ある閉ざされた雪の山荘で     とある人気劇団のメンバー６人と フリーの新人一人が山荘に合流して 合宿形式でのオーディションが行われる   主宰者は姿を見せず リモートで監視しつつ指示を出し、 これから起きる事件に対して 犯人を割り出したものを合格にするという   早速翌日に一人の女優が失踪し、 明らかに襲われた痕跡が見える 山荘自体が密室なため 互いが疑心暗鬼になり、 普段の不満も噴出して不穏な空気も流れ始める   しかし唯一の部外者である新人が、 その状況を冷静に判断して 互いのアリバイを確認していくことになり…   それぞれが役を賭けた必死さとプライド、 気心が知れた相手への親しみと嫉妬、 過去の事件も絡み合って つかみどころのない不安感が募る   出だしがなんだかぎくしゃくしていて、 なんだかなぁ、と思ったが、 実はこれも意味もあるものだったのか   わかってみれば、あああ、となるが、 持って行き方がやっぱり上手い、 こればっかりは原作の力も大きいだろうが でも、個性豊かな若手俳優たちの それぞれの踏ん張りも楽しく なんだか安心してその世界に浸って楽しめた   ラストの展開の繋ぎ方は もうひと工夫あっても良かったかもだが、 これで十分意図はわかったし いや取り立てて文句はない、 フツーに楽しくってのはよきことなり   あ、昨日の反動で大甘かな？？？    
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